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日販/「ハラカド」に雑誌アーカイブライブラリー「COVER」オープン

2024年04月10日 12:36 / 店舗

日本出版販売(日販)の子会社であるひらくは、東京・原宿で、東急不動産が4月17日に開業する東急プラザ原宿「ハラカド」にて、雑誌アーカイブライブラリー「COVER」の企画・プロデュースを行った。

<COVER>

「COVER」は、新しい文化を創造・発信する商業施設「ハラカド」内にオープンする共用スペース。約3000冊の雑誌を無料で読むことができ、新しい雑誌の楽しみ方を見つけられる企画展やフォトスポットを設け、紙の雑誌に新たな価値を発見できる仕掛けを展開する。一方で、雑誌の貸し出しと販売はしない。

また、広告・イベントスペースとしても活用が可能で、雑誌と新たな接点を見つけることができる場となる。神宮前交差点からの視認性が見込める唯一無二の立地特性に加え、雑誌とのコラボレーションなど、「COVER」ならではのさまざまな展開が可能になっている。

<COVERの概要>

書籍・雑誌の卸という立場で出版流通を支えてきた日販の子会社であるひらくは、「生活者起点で場を創り、豊かな時間を提供する」ために、生活者に豊かな体験を届ける本屋「文喫」をはじめとする、さまざまな事業に取り組んでいる。

今回は、さまざまなカルチャーが集まり、流行の発信地として知られる原宿を舞台に、「雑誌をもっと身近に、手に取る機会を。」をテーマとして、雑誌アーカイブライブラリーをプロデュースした。

雑誌はこれまでも、その時代のトレンドや文化を発信し、生活者の豊かな時間を形づくってきた。モノやサービスがあふれる今だからこそ、紙の雑誌を通して得られる情報や体験は、価値あるものだと考えている。原宿の地で、雑誌を起点に、生活者が豊かな時間を過ごせる拠り所のような場となることを目指して、「COVER」のプロデュースをした。

<雑誌の蔵書>

雑誌アーカイブライブラリーの蔵書は、この思いに賛同する出版社からの提供や、一般の人からの寄贈によって構築した。出版社の人々の思いや、さまざまな人の興味・関心が詰まった多種多様な雑誌をラインナップすることで、より多くの人々に雑誌をたのしんでもらう場を目指す。

同社によると、「COVERというネーミングには、『覆う』『守る』『満たす』『話題を取り上げる』という意味を込めた。さまざまな話題を取り上げる雑誌の表紙を色とりどりのカバー(表紙)で覆う。そこにあるのは、幾多の時代がつくり上げてきたカルチャー。時を経て、その情報やデザインは価値を増していくからこそ守っていきたい。それは同時に、生活者の知的好奇心を満たすことにつながる。その喜びあふれる姿は、他の何事にも代え難い豊かな景色を生み出す」という。

<COVERのロゴ>

また、「COVERは紙の雑誌を読み、雑誌の価値を再発見する体験を生み出す場を目指している。神宮前交差点という、さまざまな歴史や文化が交差してきた場所で雑誌をアーカイブし、そのページをめくることで、歴史や文化に触れることができる。そういったCOVERで生まれる体験を想起させるようなロゴをデザインした。キーカラーには、本屋のロゴに多く使われる青を変化させたパープルブルーを採用。サブカラーには原宿・代々木公園や表参道の緑をイメージさせるグリーンを採用した」(同社)。

<可動式書架でイベントスペースに対応>

■雑誌アーカイブライブラリー「COVER」
所在地:東京都渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」2階 共用スペース
利用時間:11時~21時

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