溝の口駅南口/川崎市に飲食などの複合施設「MAZAKA」来年4月竣工
2025年12月09日 10:25 / 店舗
Denはこのほど、神奈川県川崎市で2026年4月に竣工する新たな商業施設「MAZAKA(まざか)」のテナント募集を開始した。
東急大井町線「溝の口」駅から徒歩5分、緑豊かな環境が今も残る「南口・久本山エリア」に位置する。植物と建物が共進化し、「建築自体が呼吸する」ような、ランドスケープ一体型のデザインが特徴。自然共生型の建築プロジェクトとなる。
コンセプトは、「この混沌に、未来の種は眠っている。」。整いすぎた街の中に、野生の揺らぎを取り戻す。多様な文化が芽吹くための「溝の口の未来を育む杜」をつくるプロジェクトで、杜の価値を再構築しながら、街にひらかれた空間として地域に新たな風景と文化をもたらすことを目指す。
プロジェクトは、事業主・エムビル、設計・古谷デザイン建築設計事務所、施工・栄港建設、コーディネートおよび運営・Den、グラフィックデザインおよびPR・サーモメーターによる協働で進められている。
今回、飲食・ショップ・アトリエ等のテナント募集を開始した。ものづくりや自然、クラフト、食、デザイン、アートなど、幅広い領域で創造性を発揮する人々が、この場所で新しい価値や体験を提案することを期待しているという。
商業施設では極めて希少な「湾曲スラブ」を採用した鉄筋コンクリート構造を採用。光や風の流れを柔らかく導き、植物の成長と呼応して空間の表情を変化させる。
曲面を実現するためには高度な施工・配筋・型枠技術が必要で、既存の商業建築では、ほとんど例のない手法だという。
■MAZAKA
所在地:神奈川県川崎市高津区久本1-4-43
オープン:2026年4月末
構造:RC造2階建
敷地面積:2361.52m2
延床面積:675.20m2
用途:飲食(3~4区画)、オフィス・ショップ(4~5区画)
事業主:エムビル
設計:古谷デザイン
施工:栄港建設
コーディネート・運営:Den
グラフィックデザイン・PR:サーモメーター
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