大阪・堺東駅周辺/北瓦町一丁地区で商業施設など再開発、26年度に都市計画決定

2025年12月15日 13:22 / 店舗

東急不動産を代表とする三菱地所レジデンス、関電不動産開発の共同企業体はこのほど、2024年7月に堺市が策定した「堺東エリアの市街地整備に向けた基本的な考え方」に定められている3つの先行的に取り組むゾーンのひとつ、瓦町公園周辺ゾーンにおいて、市街地再開発事業を検討する北瓦町一丁地区市街地再開発準備組合が募集する事業協力者に選定された。

<周辺マップ>
東急不動産

現在、大阪では、2025年大阪・関西万博を契機に、2050年に向けてIRの誘致、国際金融都市OSAKAやスーパーシティの実現に向けた取組、リニア中央新幹線、北陸新幹線等のスーパーメガリージョン形成に向けた広域インフラの整備等が進められている。

堺東駅周辺は、大阪府、大阪市、堺市が一体となって策定した大阪のまちづくりグランドデザインにおいて、夢洲・咲洲エリア、関空・りんくう周辺エリア、大阪都心部と一体となって大阪の成長・発展をけん引するエリア。類まれな歴史文化と多様な都市機能を有した世界で存在感を発揮する拠点としての位置付けだ。

このうち、南海高野線「堺東駅」徒歩4分に位置する北瓦町一丁地区は、政令指定都市・堺市(人口約80万人)の中心市街地であり、大阪都心部や関西国際空港を結ぶ交通利便性に優れた市内屈指の繁華街や官庁街エリアとなる。

同地区は、国際競争力を備えた魅力ある大阪の象徴的なエリアとして地元の権利者が主体となって先行的に事業化検討を開始した。

今後、東急不動産らは、同地区において、賑わいとまちなかの暮らしが共存する地域交流の場や、継続的な商店街の活性化、エリア周辺の経済波及効果を促進する土地利用計画を定め、準備組合の基本計画作成の支援を行う。

主な方向性としては、堺東エリア全体のにぎわいや回遊性を高めるべく、まずはエリアの核となる商業・サービス施設や都市型住宅、人の交流や憩いが生まれる広場を整備する。地域に密着したテナントの誘致により、地元商店街との共存を図るとともに、地域住民の利便性を高めるという。

現時点での事業スケジュール案では、2026年度に都市計画を決定。2029年度に工事を開始する予定だ。

■北瓦町一丁地区
所在地:大阪府堺市堺区北瓦町一丁地内
区域面積:約1.0ha
地域地区/地区の現況等
・用途地域:商業地域
・建ぺい率/容積率:80%/400%
・防火地域
・駐車場整備地区
・都市再生緊急整備地域
・立地適正化計画:都市機能誘導区域、居住誘導区域
・瓦町公園(街区公園)
・北瓦町地下自転車駐車場

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