力の源HD/2014年参入のカップ麺事業を廃止
2017年11月09日 12:33 / 経営
力の源ホールディングスは11月9日、連結子会社の渡辺製麺の商品販売事業の一部として事業展開するカップ麺の製造販売事業を、2018年3月下旬に廃止すると発表した。
2014年12月にカップ麺事業を開始し、主に全国有名ラーメン店とのコラボシリーズの商品化や「MYカップ麺」として個人客向けに企画商品化を行い、他社が製造する「一風堂」のカップ麺とは異なる商品を販売をしていた。
カップ麺事業の2016年3月期の売上高は4億5100万円を計上し、商品販売事業の成長をけん引し、収益面でも黒字化まであと一歩の営業損失3100万円という状況となっていた。
しかしながら、今期に入り販売先の方針変更や顧客ニーズを十分に捉えることができなかったことに伴い販売数量が大きく減少し、カップ麺事業で採算が取れない状況となった。
2017年3月期のカップ麺事業の売上高は1億7900万円、営業損失5100万円だった。
カップ麺事業の継続可否について慎重に検討を行った結果、継続は難しいと判断し、カップ麺事業の廃止を決定した。
カップ麺事業の廃止に伴い、北海道中川郡の利別工場のカップ麺事業に属する従業員は、道内の他の工場への異動する予定だ。
2018年3月期第2四半期の連結決算において、カップ麺事業に係る製麺工場設備の減損処理を行い、特別損失(減損損失)として1億4100万円計上する。
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