ブックオフ/通期予想を下方修正、役員報酬を減額
2017年01月27日 13:30 / 経営
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ブックオフコーポレーションは1月27日、2017年3月期通期連結業績予想を下方修正すると発表した。
経営責任を明確にするため、2月から6月まで役員の月額報酬の減額を実施する。代表取締役社長は20%、取締役相談役は10%、社外取締役を除く取締役は10%の減額となる。
売上高は800億円(前回予想比5.9%減)、営業損失4億円(12億円の減額)、経常利益0円(13億円の減額)、当期損失13億円(16億5000万円の減額)とした。
売上高は、全体の80%超を占めるリユース店舗事業において、前期に開始した中古家電販売を中心に既存店売上高を5%増水準まで伸ばす想定だった。
しかし、主力商材である書籍、ソフトメディア、アパレルの販売が低調に推移し、秋口から年末年始にかけて追加で実施した各種セール施策による回復効果も限定的であったため、既存店売上高が前年並みにとどまり、同事業の売上高が想定を下回る見通しとなった。
ブックオフオンライン事業は、前期に実施した物流倉庫増床により在庫量が大幅に増加したものの、夏以降リユース店舗事業からの商品入庫が当初計画を下回ったことが影響し、売上高が想定を下回る見通しとなった。
ハグオール事業は、大型物流倉庫への移転により流通量を大幅に伸ばす計画だったが、想定した仕入高及び在庫量を確保できず、売上高が想定を下回る見通しとなった。
営業利益は、売上高と売上総利益の計画未達に対し、コスト削減に努めたものの、各事業の営業利益が想定を下回る見通しとなった。
当期利益は、営業利益と経常利益が想定を下回ることに加え、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額5億2100万円を計上することにより、想定を下回る見通しとなった。
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