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アダストリア/働き方改革で新人事制度を開始

2017年03月17日 22:50 / 経営

アダストリアは、働き方改革実現の一環として、新たな人事制度をスタートした。

「グローバルマルチブランドファッションSPAカンパニー」として、3か年の基本戦略に基づきファッションがもたらす「ワクワク」する喜びをお客に届けるべく、変革と挑戦を続ける一環。

<店舗スタッフ>

新たな人事制度の導入により、中長期的な成長を担う多様で高い専門性を持った人材を育成するとともに、多様な価値観やライフステージに応じた働き方ができる環境づくりを推進する。

求める人材像に合わせて、「店舗スタッフ」「店長」「本部スタッフ」のほか、管理職以上に向けた「スペシャリスト」「ゼネラリスト」の5つのコース区分を設定した。

「スペシャリスト」は高度な専門性を発揮し、自分自身を通じて会社業績に貢献します。(ディレクター・デザイナー等)「ゼネラリスト」はチームマネジメント力を発揮し、チームを通じて会社業績に貢献する。

ブランド長・支店長など、役割に合わせて求められる能力や成果、評価項目を明確に分けることで、多様な人材のキャリアデザインを可能にする。

これまで最大グレード2(=シニアスタッフ相当、一部大型店舗では例外あり)であった店長・店舗スタッフのグレードを、店舗スタッフはグレード4(課長職相当)まで、店長はグレード7(部長職相当)まで延長する。

売上高の約9割を占める国内店舗事業において、今後一層の多店舗化、店舗の大型化を計画する中で、お客とのタッチポイントである店舗を重要な戦略拠点と位置付け、権限委譲を進めるとともに高い能力を持った人材を適正に評価する。

これまで、新卒入社後はまず店舗配属となり、店長を目指すことが原則となっていた。

しかし、若い世代の多様化する価値観や従業員意識調査の結果を踏まえ、販売員として経験を積み、店舗のスペシャリストを目指す新正社員雇用区分「ストア職」を新設する。

「ストア職」では、店長への登用、ブランド間の異動はなく、就労時間は従来の8時間勤務以外に、6時間勤務も選択できる。

従業員ひとりひとりが望むワークライフバランスや、多様なキャリア志向に対応するものとして、2017年下期からの導入を予定している。

業界全体が抱えている採用難を解決するための施策として、支店制度を導入した。

今まで地域によって、ブランドによって採用の偏りがあったことが課題だった。

地域により密着することで、ブランドや店舗間でヘルプをより活発にし、人手不足へのサポートを強化する。

昨年の春から高崎・水戸でトライアルを行い、10月には正式に九州支店を立ち上げた。今年中には全国に支店を立ち上げる予定だ。

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