流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





マエダ/八戸市の「みなとや」を完全子会社化、青森県内店舗数1位に

2018年08月22日 15:00 / 経営

青森県で食品スーパーを展開するマエダは8月20日、青森県八戸市の同業である「みなとや」の全株式を取得し完全子会社化すると発表した。

<マエダのホームページ>
マエダのホームページ

マエダは、青森県内でスーパーマーケットを展開し、2018年3月期で30店を展開し、売上高は294億円(1.5%増)となっている。事業拡大のために、青森県内の出店政策を検討していた。

みなとやは、創業70年以上のスーパーマーケットとして八戸市内で9店舗展開しており、地元でとれた生鮮食品の販売や、地元メーカーが製造した食品を積極的に扱うなど、地域に密着した経営を行っている。

両社の店舗数は合計39店となり、これまで青森県内で38店を展開するユニバースを抜き、店舗数では青森県内1位となる。

みなとやの全従業員をマエダが引き継ぎ、順次、みなとや9店をマエダに業態展開する予定だ。みなとやの冨田社長の処遇は未定となっている。

みなとやが事業展開している八戸市内はマエダの未出店エリアであり、県南への出店政策において八戸市出店を検討していた。

店舗規模などもみなとやと近いこと等を勘案し検討を進め、地域生活者のために貢献するという思いが合致したことと、全株式取得が両社の今後の成長にとって最良であると考え、基本合意に至ったという。

今後、みなとやの運営体制や事業基盤をさらに強固にし、マエダとのシナジー効果を発揮することで、両社でこれまで以上にお客に変わらぬサービスを提供し、更なる利便性向上を図ると共に青森県の地域貢献に努めるという。

2018年3月期のマエダの売上高は294億4400万円、経常利益14億1500万円、2018年5月期のみなとやの売上高は44億5700万円、経常損失4500万円だった。

なお、マエダは、山形のおーばんホールディングス、福島のキクチ、岩手のマイヤと共に、共同仕入、共同購入などの事業を展開するマークスホールディングスに参加している。

マエダ概要
所在地:青森県むつ市小川町2-4-8
代表者:代表取締役前田惠三
設立:1977年
事業内容:スーパーマーケット運営
決算期:3月
資本金:7000万
従業員:1271名
売上高:294億4400万(2018年3月)

みなとや概要
所在地:青森県八戸市大字尻内町字平中後27-4
代表者:代表取締役冨田泰孝
設立:1959年
事業内容:スーパーマーケット運営
決算期:5月
資本金:3000万
従業員:257名
売上高:44億5700万(2018年5月)

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧