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アークス、バロー、リテールパートナーズ/資本業務提携を発表

2018年12月25日 15:48 / 経営

アークス、バローホールディングス、リテールパートナーズは12月25日、3社間で「新日本スーパーマーケット同盟」と名付けた戦略的な資本業務提携を行うと発表した。

<新日本スーパーマーケット同盟>
新日本スーパーマーケット同盟

アークスは北海道、バローHDは中部、リテールパートナーズは中国・九州で、地域密着型の独立系食品流通企業として、それぞれの地域に根差しながら、事業活動を行っている。

3社が提携することによって、それぞれの経営資源や経営ノウハウを有効活用し、各々がより高いレベルのチェーンストア経営へと成長・発展を遂げることを目指す。

今回、それぞれの展開エリアを越え、全国にまたがる結集軸であることを明確に示すために、3社それぞれが、お互い一定の割合の株式持分を有する株主として、3社間での資本業務提携契約を締結した。

それぞれが、第三者割当による新株式の発行・自己株式の処分(リテールパートナーズにおいては新株式の発行のみ)を実施する。

地場商品や産地情報、取引先情報の相互共有、資材・備品・什器などの共同購入、店舗開発、店舗運営、物流やセンター運営のノウハウの共有、カード事業の共同研究、金融、決済事業に係る共同運営の検討、スマートストア(次世代型店舗)など新たなテクノロジー対応への共同研究などに取り組む。

2019年2月期通期の連結売上高予想は、アークス5220億円、リテールパートナーズ2310億円、2019年3月期連結売上高予想はバローHD5600億円で、3社の売上高を合計すると1兆3000億円規模となる。

主要取引先は、アークスは三菱食品、シジシージャパン、国分北海道。バローHDは、国分中部、日本アクセス。リテールパートナーズが国分西日本、日本アクセスとなっている。アークスはCGCグループの中核企業だが、バローHD、リテールパートナーズはCGCグループとのつながりはない。

アークスは、第三者割当による新株式発行、自己株式の処分を実施し、バローHD、リテールパートナーズに対してそれぞれ普通株式133万5000株(第三者割当後の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する所有割合2.32%ずつを割り当て、バローHD、リテールパートナーズはそれぞれ取得価額32億1600万円で引き受ける。

バローHDは、第三者割当による新株式発行、自己株式の処分を実施し、アークス、リテールパートナーズに対してそれぞれ普通株式126万株(第三者割当後の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する所有割合2.35%ずつを割り当て、アークス、リテールパートナーズはそれぞれ取得価額32億1800万円で引き受ける。

リテールパートナーズは、第三者割当による新株式発行を実施し、アークス、バローHDに対してそれぞれ普通株式313万6400株(第三者割当後の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する所有割合6.72%ずつを割り当て、アークス、バローホールディングスはそれぞれ取得価額32億1700万円で引き受ける。

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