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オンワード/佐賀県武雄市に新工場、カスタムも対応

2019年11月05日 12:10 / 経営

オンワードホールディングスは11月1日、佐賀県武雄市のグループ会社KASHIYAMA SAGA新工場開業式を10月31日実施したと発表した。

<KASHIYAMA SAGA新工場>
KASHIYAMA SAGA新工場

同社グループは、モノづくりにおける変化と多様化へ柔軟かつスピーディーに対応することを目的に、長年の提携先であり半世紀近くにわたり蓄積された高い技術力とノウハウを有し、 「J QUALITY 」認証取得工場である「ゼネラルクロージング(2019年4月KASHIYAMA SAGAに社名変更」を2018年3 月に完全子会社化した。

4月には、中国・大連にマス・カスタマイゼーション時代に対応するファクトリー・トゥ・カスタマー(FtoC)事業の拠点となる「KASHIYAMA the SmartTailor」専用の最新鋭縫製工場を開業するなど、自社による生産基盤の強化を推進している。

<新フラッグシップファクトリー>
新フラッグシップファクトリー

「KASHIYAMA SAGA」新工場は、レディス高付加価値商品を生産する国内におけるグループのフラッグシップファクトリーとして建設され、旧工場機能を移管し最新の生産ラインに再編成した。

鉄骨平屋建てで延床面積4178m2、年間約10万着の生産能力を有している。デジタル機器・新システムの導入にともない、熟練工のスキルをデータ化・管理することによる高い技術の共有化、ミシンごとの稼働データが蓄積され、生産ラインのロスポイントを検知し、スムーズなラインへの組み換えを可能にするという。

<技術力・ノウハウとデジタルテクノロジーを融合>
技術力・ノウハウとデジタルテクノロジーを融合

また、佐賀にある工場と東京のオンワード樫山生産本部をデジタルシステムで直結。リアルタイムで 生産ライン情報を共有することにより、フレキシブルな連携を実現するなど、生産計画の最適化を図る。

工場の有する高い技術力・ノウハウとデジタルテクノロジーが融合したスマートファクトリーとして、高品質を維持・追求しながら生産数量を拡大。多品種少ロットから大ロットまで柔軟かつ短納期で対応していく。

今後は、近年注目を集めニーズが高まりつつあるカスタムメイドの対応も行う予定だ。

■新工場概要
所在地:佐賀県武雄市橘町永島6656
土地面積:1万9893m2(KASHIYAMA SAGA社敷地全体)
延床面積:4178m2
生産能力:年間約10万着
主力生産アイテム:レディス重衣料(ジャケット、コート、ワンピース)
主力生産ブランド:オンワード樫山「23区」「ICB」「Paul Smith」「JOSEPH」「TOCCA」

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