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ヤオコー/一都三県のチラシ自粛延長、群馬・栃木・茨城は15日再開

2020年04月14日 15:40 / 経営

ヤオコーは4月13日、政府発表の緊急事態宣言を踏まえて、対象の都道府県のうち出店エリアの東京、埼玉、神奈川、千葉の店舗で、緊急事態宣言が解除されるまで、チラシ配布・配信の自粛を延長すると発表した。

ホームページ・アプリなどのWebでのチラシ掲載も、店舗への集客を促すことにつながりかねないため自粛する。

緊急事態宣言対象外の群馬、栃木、茨城の店舗では、4月15日からチラシ配布を再開する。

■レジ待ちの間隔で目印のラインを表示

同社は4月10日、緊急事態宣言にともなう取組みを発表している。

営業時間は、地域のライフラインとして可能な限り通常どおり営業を継続している。また、チラシ配布・配信を中止している。

店内設備では、トイレ内のハンドドライヤーの使用を中止、イートインコーナーについて、席の間隔を拡げたり、お客に利用時間の短縮をお願いしいる。

クッキングサポートコーナー、各コーナーにおける試食販売を中止。通常、バラ売り販売をしていた惣菜、インストアベーカリーの商品を、当面の間、「パック詰め」「袋詰め」などに変更して販売している。

お客が手指を消毒できるよう、店舗出入口付近にアルコール消毒液を設置。レジ待ちのお客の密接を防ぐため、約160~180cmの間隔でレジ待ちできるよう、目印のラインを引く等の対策を準備が整った店舗から実施している。

自社が管理する大型商業施設の「ワカバウォーク店」、「東大和店」内のテナントへ緊急事態宣言の期間(4月11日~5月6日)の営業自粛を要請した。

■安全対策では、透明フィルムを設置

安全対策では、社員の健康チェックを実施。発熱、倦怠感など体調不良の場合、勤務せずに速やかに医療機関に相談するように指示している。

手洗いとアルコール消毒を感染症予防の有効な対策として位置付け、社員に作業前の手洗い、アルコール消毒を義務付け、実施を徹底している。

通常、店舗の生鮮部門およびデリカ部門に従事する社員のみマスクの着用を指示していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、店舗で従事する社員は全員マスクの着用を指示した。

また、お客とレジ社員の安全・安心のため、準備が整った店舗から、レジに透明フィルムを設置している。

本社では、 50名以上が参加する会議、研修等は全て中止し、小規模会議であっても不要不急のものは中止。出張は、国内、海外ともに原則出張禁止とした。また、個人旅行についても、国内、海外ともに自粛を要請している。

また、リモートワーク、在宅勤務、時差出勤を推奨している。

ヤオコーは、「なるべく多くのお客様に商品をお届けできるよう、またお客様と社員の安全確保のため、お客様におかれましては、店内における密接、密集にあたる行動や、まとめ買いなどの行為にご配慮いただきますようお願い申し上げます」と述べている。

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