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ハウス食品/ギャバンの子会社化向け、株式の公開買付け開始

2016年05月12日 13:30 / 経営

味の素とハウス食品グループ本社は5月12日、味の素の連結子会社であるギャバンの株式を対象とする、ハウス食品グループ本社実施の公開買付けに応募する契約を締結した、と発表した。

応募株式数は、607万7900株(味の素が保有するギャバン社の全株式)。譲渡金額は約43億円で、決済日は6月30日を予定している。

味の素は、調味料領域の事業拡大、国内外での香辛料調達基盤の強化を目的として、2003年にギャバンの株式を第三者割当増資により取得(33.40%)、2004年にも第三者割当増資により取得し(累計40.05%)、2006年には公開買付けにより過半株式(累計55.04%)を取得した。

また、ハウス食品グループ本社は、2004年にギャバンの株式を第三者割当増資により取得(15.84%)していた。

香辛料事業を取り巻く環境が厳しさを増す中で、味の素とハウス食品グループ本社の間でギャバンの企業価値向上策について協議を行う過程で、ハウス食品グループ本社によるギャバンの子会社化が、ギャバンの企業価値向上のための有力な選択肢として浮上した。

その結果、ハウス食品グループ本社からギャバン社の株式を取得する意向が表明された。

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