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味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品/物流事業の合弁会社発足

2016年12月01日 13:50 / 経営

味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループは12月1日、2017年3月の北海道エリア、2017年4月の九州エリアにおける物流事業の合弁会社発足に関する契約を締結した、と発表した。

北海道エリアに続き、2018年の九州エリアでの共同物流体制の構築を目指し、さらに、2019年の物流子会社の統合も視野に入れた全国展開の検討を始める。

食品物流を取り巻く環境は、トラックドライバー不足、物流コストの上昇、CO2削減をはじめとする環境保全への対応など、多くの課題を抱えている。

4社と日清オイリオグループ、Mizkanは、2015年2月、効率的で安定的な物流体制の実現を目的として、食品企業物流プラットフォーム(F-LINE)の構築に合意し、以降、参加メーカーによる協議体(F-LINEプロジェクト)で物流戦略を策定し、これまでに関東・関西間の中距離幹線輸送再構築(2016年3月)や北海道エリアの共同配送(2016年4月)の取り組みを進めてきた。

さらなる協働の取り組みの推進に向けて、食品メーカー4社は、各社の物流企画立案機能の統合による食品物流の諸課題に対する取り組みの迅速な意思決定とトラックドライバーや物流センターなどの物流資産の共有による一層の物流体制の効率化を目指し、F-LINEプロジェクトが策定する物流戦略を実現する合弁会社の発足に合意した。

食品メーカー4社は、2017年3月に味の素物流100%子会社の北海道エース物流の全株式を均等に取得し、F-LINEに商号を変更する。

F-LINEは、2017年4月に味の素物流100%子会社の九州エース物流の全株式を取得し、九州F-LINEとして、北海道エリアに続き、2018年の九州エリアでの共同物流体制の構築を目指す。

今後、食品メーカー4社は2019年の物流子会社の統合も視野に入れた全国展開の検討を開始するとともに、引き続きF-LINEプロジェクト参加メーカー6社で連携し、物流の諸課題解決に向けて既存の枠組みを超えた協働体制のもと「食品企業物流プラットフォーム」を構築し、持続可能な物流体制の実現を目指す。

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