サントリー/神奈川県海老名市に専用コーヒー豆焙煎工場を新設、生産能力を増強
2017年02月20日 17:01 / 経営
サントリー食品インターナショナルとサントリービジネスエキスパートのグループ会社であるサントリーコーヒーロースタリーは、缶コーヒーをはじめとしたコーヒー飲料事業のさらなる強化を図るため、コーヒー豆焙煎工場を神奈川県海老名市に新設する。
新工場は、サントリーコーヒーロースタリー海老名工場として、2017年4月に着工し、2018年夏に竣工、生産を開始する予定。
両社は、「BOSS」を中心としたコーヒー飲料事業における競争力強化のため、サントリー専用焙煎工場であるサンカフェで、コーヒー生豆の焙煎を行ってきた。
近年のコーヒー市場は、缶コーヒーに加え、カフェブーム、コンビニエンスストアのカウンターコーヒー、イエナカコーヒーなど、飲用スタイルの多様化により、伸長を続けている。このような市場環境を踏まえ、生産能力を増強し、多様化するし好に対応するため、様々な香味を持つサントリー独自の焙煎豆づくりと「BOSS」ブランドの品質訴求が必要と考えた。
そこで、2017年1月1日より、サンカフェからサントリーコーヒーロースタリーと名称を変更し、現在の大山厚木工場に加え、2018年夏より、新たに海老名工場を竣工する。
サントリーコーヒーロースタリーは、旧サンカフェでおこなってきたコーヒー豆の焙煎加工・販売、コーヒー飲料の中味開発、レギュラーコーヒーの製品開発・販売、濃縮エキスの製造に加え、新たに、焙煎工場を設立し、生産能力や品質の向上を図る。
新設する工場には、焙煎工程でフレキシブルな温度制御が可能なシステムを備えた高機能焙煎機を導入し、多種多様な香味づくりで、多様なし好に応えていく。
また、「BOSS」ブランドの品質へのこだわりを体感できる体験型セミナールーム「ボス クラフトマンズルーム」も併設予定。
■サントリーコーヒーロースタリー 海老名工場
所在予定地:神奈川県海老名市
敷地面積:約9000m2
延床面積:約5000m2
生産能力:約1万4000トン/年(予定)
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