室内装飾繊維卸の日本ベターリビング/破産手続き開始、負債31億円
2021年03月31日 10:10 / 経営
帝国データバンクによると、自己破産申請の準備に入っていた日本ベターリビング(名古屋市南区)は、3月25日に名古屋地裁より破産手続き開始決定を受けた。
債権届け出期間は4月26日までで、財産状況報告集会期日は9月15日午後3時。
同社は、1967年1月創業、同年7月法人改組した室内装飾繊維品卸業者。カーペットやラグを主力商品に、そのほかロールスクリーンや間仕切り、各種窓商材などを取り扱っていた。高級品を全面に打ち出す一方で、カーペットやラグなどの敷物類を中心に、自社で企画したOEMで製造する自社ブランド品「ビ・アイフル」「ビコール」のプライベートブランドも有していた。内装工事業者や量販店向けを主力に、国内8カ所に営業拠点を設けて全国を営業エリアとし、近時ピークとなる2018年3月期には、年間売上高約60億5500万円を計上していた。
しかし、従来から薄利の展開となっていたところ、同業他社との競合激化もあって業況は悪化し、2020年3月期の年売上高は約52億円にダウンしたという。
赤字計上を余儀なくされていたなか、業況改善の見込みも立たなくなったことから事業継続を断念。一部事業を他社に譲渡した上で、今回の措置となった。
負債は約31億4400万円。
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