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マックスバリュ西日本/53億円投資「岡山総合プロセスセンター」着工

2021年05月25日 14:00 / 経営

マックスバリュ西日本は6月、岡山総合プロセスセンター(岡山県岡山市)の建設を開始する。

<岡山総合プロセスセンター>
岡山総合プロセスセンター

同社は、顧客の食に関わる満足度の向上を目指して、旬・鮮度・おいしさにこだわる生鮮強化、産地・漁港からの直接配送など、自らが原料を調達、製造、販売を行う「サプライチェーン改革」に取り組むため、本州エリアの物流拠点であるイオン岡山LC(岡山県岡山市)の隣接地に岡山総合プロセスセンターを設立する。

投資額は約53億円、2022年9月稼働開始の予定だ。

同センターは、岡山県大型投資・拠点化促進補助金、岡山市企業立地促進奨励金の認定を受けた計画となる。

1階に水産・畜産それぞれのプロセスセンター、2階にデリカプロセスセンターを併設した複合センターを計画している。併設することで、それぞれが製造する鮮度の高い素材を使用した独自の仕様・調味を施した、こだわりのオリジナル弁当や巻き寿司等の商品を製造することが可能になるという。

また、簡単・便利で時短調理が可能な半加工品、完成品の店舗供給を実施することで、既存のプロセスセンターの設備ではできない、付加価値の高い商品・サービスを供給する。

さらに、同センターにヒト、モノなど経営資源を集約し、既存スタッフの異動、500人以上の新規採用を行い、これまでの店舗製造を中心とした運営から、センターを活用した一括製造を実現する。

一括製造した商品は、本州営業エリアのマックスバリュ、マルナカ約200店舗へ安定供給することができるようになり、昨今の人口減少の影響で、従業員確保が困難な状況になっている店舗での商品製造の負担を軽減し、これまで以上に顧客サービス向上を目指す。

省エネに配慮した設備として、高効率モーターや、インバーター導入機を採用。LED照明、人感式照明、高効率ボイラー、コンプレッサーを導入する。

ダイバーシティ施策として、外国人採用と労働環境・女性の労働環境の整備、働きたくなる美しい職場、マイノリティ(性的・身体的・宗教的)への対応にも取り組む。

<周辺地図>
周辺地図

■マックスバリュ西日本 岡山総合プロセスセンター
所在地:岡山県岡山市南区築港元町5
敷地面積:1万7851m2
延床面積:1万3068m2
建物構造:鉄骨造2階建
着工:2021年6月
竣工:2022年6月(予定)
稼働開始:2022年9月(予定)
投 資 額:約53億円(予定)(うち設備・機器約19.3億円)
土地・建物オーナー:DM三井製糖ホールディングス
事業内容:水産品の加工、畜産品の加工、デリカ・惣菜の加工
供給商品:寿司、おにぎり、弁当、精肉、生鮮魚、水産加工品など
供給店舗:兵庫県、岡山県、広島県、山口県のマックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグ約200店舗
新規雇用:約590人(予定)

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