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伊藤忠食品/関西スーパーマーケットに質問書を送付

2021年10月12日経営

伊藤忠食品は10月12日付で、関西スーパーマーケット宛に、10月29日に開催が予定されている関西スーパー臨時株主総会の議案に対する質問書を送付した。

伊藤忠食品は、関西スーパーの主要株主の一つ。臨時株主総会では、エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)との経営統合を含む複数の議案が上程されている。一方で、主要株主の一社でもあるオーケーからも、関西スーパーの経営権の変更を伴う企業価値向上の提案が行われている。

そのため、伊藤忠食品は、臨時株主総会での議決権行使には極めて慎重な判断が求められるものと考えている。一方で、残念ながら重要な意思決定を行うにあたり 、現時点で関西スーパーから検討に足る十分な情報・検討材料が開示されているとはいえないと判断した。そこで、10月19日までに、検討に必要な事項を適時開示により回答するよう求めている。

質問書では、関西スーパー、イズミヤ、阪急オアシスの普通株式について、各々の価値評価額とその算定根拠に関して、具体的数値をもって示して欲しい。また、仮に第1号議案(H2Oとの経営統合)が臨時株主総会で承認された場合、 株主総会の開催に先立って該当議案に反対する旨を関西スーパーに事前に通知し、実際に株主総会において反対票を投じた株主は、 株式交換に係る効力発生日の20日前から効力発生日の前日までに、関西スーパーに対して保有する株式の買取請求を行う権利がある。この場合、会社法の定めによれば原則として「公正な価格」での買取を請求できるとの理解だが、公正な価格はオーケーが、公開買付価格として提案する2250円を下回ることはないという理解でよいか尋ねている。

また、H2Oとの株式交換後も関西スーパーは上場を維持する予定だが、 目標株価と具体的な達成時期の目安、配当などに関する株主還元方針も合わせて示して欲しいという。さらに、オーケーからの経営統合の提案に関して、オーケーとどのような協議が行われたのか、協議の具体的な日時、協議に参加した人物、協議内容について開示を求めている。

補足として、これまでの経緯を時系列でみた場合、H2Oの提案ありきで全体検討が進んでいたようにも見受けられる外観となっており、手続き・プロセスの公正性についても、株主として確認する必要がある。

また、関西スーパー取締役会がオーケー提案には賛同しないからオーケー提案は実現しないという趣旨が述べられているが、 このことをもって直接オーケー提案がH2O提案より劣後するということにはならないと考えていると表明している。

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