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ビックカメラ/接客・売場専門のキャリアパス「くらし応援マイスター制度」導入

2022年06月02日 14:30 / 経営

ビックカメラは9月から、顧客体験価値の向上と従業員のウェルビーイング推進を目指して、「くらし応援マイスター制度」を導入する。

「くらし応援マイスター制度」は、店舗マネジメントを担う店長・副店長をはじめとする店幹部や売場を統括する責任者を目指す従来からのキャリアパスとは別に、長く接客・売場づくりで活躍し続けたいメンバー向けに用意したキャリアパスとなる。

<くらし応援マイスター制度の概要>
くらし応援マイスター制度の概要

「くらし応援マイスター」は、多種多様なお客の困りごとを解決するために、豊富な商品知識と高い専門性を持ち合わせることが求められることから、認定にあたっては年次業績考課が一定レベル以上、かつ家電アドバイザーをはじめとする認定資格を取得することを条件としている。「くらし応援マイスター」は家電・オーディオ等の総合マイスターとカメラやスポーツ等の専門マイスターに分けており、階層毎に求められる人財像や認定資格を設定することで、必要なスキルを身に付けつつキャリアアップを促し、従業員が長く誇りを持って働ける場の提供を実現する。

また、「働きたい場所・やりたい仕事につける機会と場を提供」するとの経営戦略に基づき、従業員の自主性を重んじる趣旨で「くらし応援マイスター」は応募有資格者による立候補制としている。制度新設から5年後には、店舗販売員の30%相当が「くらし応援マイスター」となることを目指す。

ビックカメラは、自社のパーパス(存在意義)として「お客様の購買代理人としてくらしにお役に立つくらし応援企業であること」を掲げている。このパーパスの実現、および自社の重要経営課題(マテリアリティ)である「従業員エンゲージメントの向上」を目的として、店舗に所属する販売員向けの新たなキャリアパスとして「くらし応援マイスター制度」の新設を決定した。

「くらし応援マイスター制度」の導入により、性別・年齢・国籍など多様な属性の従業員にとっての活躍の場を創出し、大切な預かりものであり、かつ最も重要な経営リソースである従業員のウェルビーイング推進を実現することで従業員が長く安心して働き続けられる企業を実現する。

同時に、高い専門性、顧客目線の多面的な提案力、およびホスピタリティを有する販売員を数多く育成することで、店舗における顧客体験価値を高める。パーパスに掲げる購買代理人として、「くらし応援マイスター」がビックカメラで買って良かった、楽しかった、新しい発見になった等の店舗での体験価値をより一層充実したものとすることで「お客様エンゲージメントの向上」を実現、従業員のウェルビーイング推進とともに持続的な成長を目指す。

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