流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





クオールHD/医療人材マッチングシステムのオンコール子会社化

2023年04月19日 11:16 / 経営

クオールホールディングスは4月14日、子会社アポプラスキャリアが、オンコールの発行済株式の全株式を取得し、子会社化(クオールHDの孫会社化)したと発表した。

オンコールは、「クリニックのDX化を推進し医療ITの社会インフラを構築する」をミッションとし、短期間、スポット的に必要となる医療人材を、自社開発システムを通じて迅速にマッチングするスポット人材プラットフォーム事業を行っている。

また、自社開発システム・アプリ「オンコール」を通じて、医療現場と人材マッチングの迅速化、勤怠管理の負担軽減ならびに業務フロー改善に寄与する医療DX事業を行っている。

今回オンコールの株式を取得することで、これまでアポプラスキャリアが行っている比較的中長期に勤務する医療人材の紹介派遣事業に、オンコールが行っている短期間に勤務する医療人材をマッチングする事業を加えることにより、医療現場の人材にかかわる様々なニーズに対応するソリューションを迅速に提供することが可能となる。

さらに、オンコールの事業を通じて医師、看護師などの他職種医療人材の紹介派遣事業の展開も容易でより高度なソリューションを提供可能であることから、株式取得を実行した。

<オンコールの概要>
オンコールの概要

クオールグループは、「わたしたちは、すべての人の、クオリティ オブ ライフに向きあいます。いつでも、どこでも、あなたに。」を企業理念に掲げ、一貫して医療や健康を支える事業を拡大してきた。

中期目標連結売上高3000億円、営業利益250億円の達成に向け、中核事業である調剤薬局事業と医療関連事業において事業拡大を図っている。現在、オンライン化などの社会情勢の変化を受けて様々な働き方を希望する医療人材が増加する一方、医療現場における人手不足解消が課題となっており、医療現場と人材のマッチングの効率化が重要視されている。

グループはこのような事業環境を鑑み、アポプラスキャリアは医療現場のニーズを満たす薬剤師、登録販売者、産業保健師を中心とする医療人材の紹介派遣事業を行っている。

今後もグループは、グループ内の連携を強化することで、薬剤師、登録販売者、産業保健師などに加えコントラクトMRなどの医療人材を迅速に紹介派遣、マッチングする仕組みを構築することで、質の高い医療を提供しさらなる企業価値向上に努める。なお、2024年3月期の業績への影響は軽微である見込みという。

■クオールの関連記事
クオール/新PB「エブリエル」開始、毎日の習慣で健康応援

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧