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ペット関連市場/23年は5974億円見込み、サプリ・衣類は直販率が伸長

2023年06月22日 15:30 / 経営

富士経済が6月22日発表した「ペット関連商品の直販市場調査」によると、ペットフード、療法食、サプリメント、その他食品、ペット用トイレ用品、アクア関連用品、ペット用衣類、動物用医薬品、その他非食品のペット関連商品9品目の国内市場は2023年5974億円(前年比4.3%増)と予想されている。

2023年見込 2022年比 2028年予測 2022年比
国内市場 5974億円 4.3%増 6450億円 12.6%増
直販市場 284億円 16.9%増 372億円 53.1%増

また、ペット関連商品の国内市場は小売店やインターネット事業者が展開するECモールを活用した販売が主流であるが、新型コロナ流行を契機として、メーカーからの直接商品購入ができる直販市場が伸びており、2023年は前年比16.9%増の284億円、直販比率は4.8%を見込む。

特に直販比率が高いのはサプリメント、療法食、ペット用衣類などとなっている。

療法食やサプリメントでは、動物病院の各病院専用コードを発行し、メーカー自社ECサイトでユーザーが商品購入する直販チャネルが確立している。また、新製品を自社ECサイトでのみ発売するメーカーもみられるなど直販への注力度が高まっていることから、今後も伸びが予想されるという。

2023年の直販市場は療法食68億円(17.2%増)、サプリメント12億円(33.3%増)、ペット用衣類9億円(12.5%増)が見込まれる。

2028年の国内市場6450億円(2022年比12.6%増)、直販市場372億円(53.1%増)、直販比率5.8%と予測している。

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