東邦薬品/米パルモニクス社製品の在庫管理を検証
2023年11月27日 14:10 / 経営
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東邦ホールディングスはこのほど、医薬品卸事業完全子会社の東邦薬品が「高度管理医療機器」の適正流通在庫管理オペレーションを新規に検証開始することを発表した。
米Pulmonx(パルモニクス)社の「気管支バルブシステム」が12月1日付で保険収載されるにあたり行うもの。東邦グループの物流機能を活用して、医療機器販売会社のPulmonx Japanと共に、Pulmonx社製品の円滑な移送を検証する。
関東エリアを中心に実施し、限られた施設に納品される「高度管理医療機器」の卸流通でも、消化偏在を円滑に解消できることを検証していく。
東邦薬品では、グループ企業が開発した物流基幹システムを全ての医薬品卸売事業子会社に採用する「単一物流基幹システム」を構築しており、日本全域で製品を備蓄している拠点間での製品移送をスムーズに行える。この機能により小ロットサイズ製品や使用期限の短い医薬品の消化偏在を円滑に解消することが可能だ。
また、適正な流通在庫量の範疇で欠品を回避できるため、期限切れ廃棄損のリスク低減にもつながる。緊急を要する注文でも、自動化率95%の「TBCダイナベース」(東京都大田区)を始めとした高機能物流センターより、高い出荷精度で医療機関へ正確に製品供給できる。
小ロット生産の製品や使用期限が短く期限切れ廃棄損が心配される医療機器でも、「単一物流基幹システム」による円滑で最適な流通在庫管理によって、医療機器メーカーの生産・輸入計画に貢献できるよう取り組んでいく。
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