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イケア/SGムービングと連携「EVトラック」拡大でゼロエミッション配送加速

2023年12月06日 13:10 / 経営

イケア・ジャパンは10月~12月にかけて、配送協力会社であるSGムービングとの連携のもと、既存の2台に加え、新たに17台のEVトラックを導入した。EVトラックを拡大することで、国内のラストワンマイル配送(自宅配送)のトラック配送を全国で25%ゼロエミッション化することを目指す。

<EVトラックを導入>

現在、2030年までにビジネスを成長させながら、イケアのすべてのバリューチェーンからの温室効果ガスの絶対排出量を2016年と比較して50%削減することを目標としている。その取り組みの一環として「2025年までにラストワンマイル配送のトラック配送をゼロエミッション車に切り替える」という目標を掲げ、脱炭素の取り組みを進めている。

今回、イケア・ジャパンは配送協力会社であるSGムービングの連携のもと2020年に導入した2台に加えて、2023年10月から2023年12月にかけて新たに17台のEVトラック「eCanter」(開発元:三菱ふそうトラック・バス)を導入した。

それにより、国内のラストワンマイル配送のトラック配送を、全国で25%ゼロエミッション化することを目指す。19台(既存の2台と今回の新たに導入する17台)のEVトラック「eCanter」は、イケア店舗があるエリアのSGムービングの拠点に配置する。

そのほか、イケア・ジャパンでは、自社配送によるラストワンマイル配送で7台のEV軽自動車を、店舗間配送において2台のEVトラック「eCanter」を運用している。

サステナブルな社会の実現は、お客やビジネスパートナー、自治体などのステークホルダーの協働・連携が不可欠となる。今後も、配送での二酸化炭素削減を推し進め、目標である100%ゼロエミッション配送に向けて取り組む。

<サステナブルリビングショップ>

また、サステナビリティ戦略の一環として、全国のイケア店舗(一部店舗を除く)で展開しているサステナブルな商品を取り揃えた常設スペース「サステナブルリビングショップ」のリニューアルを11月から順次、進めている。

「サステナブルリビングショップ」は、これまで「省エネ」「ゴミの削減&再利用」「リサイクル素材」の3つのテーマで、それぞれのテーマにあわせた商品やどのように家で取り入れられるかなどのアイデアを紹介してきた。

今回、サステナブルな商品の多様化に合わせて、新たに5つのテーマ「省エネ」「節水」「ゴミの削除」「繰り返し使う」「長く愛用する」でよりお客に分かりやすく商品を紹介できるようにした。

<サステナブルリビングショップの展示>

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