日本KFC/道頓堀川から奇跡の生還「おかえり!カーネル」人形納め実施
2024年03月19日 11:20 / 経営
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日本KFCホールディングスは3月19日、幸運の象徴「おかえり!カーネル」に感謝を込めて、「おかえり!カーネル」人形納めを実施したと発表した。
「おかえり!カーネル」は、長きにわたり幸運の象徴として人々に愛されたカーネル立像。1985年のプロ野球熱狂禍、ケンタッキーフライドチキン(KFC)道頓堀店(現在は閉店)のカーネル立像が、道頓堀川に姿を消した。そのカーネル立像が、24年の時を経て奇跡の生還を果たしたことで、2009年6月25日に「おかえり!カーネル」と命名され、また長い年月を経ても変わらぬ笑顔で現れたことから“幸運の象徴”とも呼ばれるようになった。
道頓堀川から引き上げられた「おかえり!カーネル」は損傷が激しかったものの、各イベント会場やKFC阪神甲子園店での展示などで広く一般公開した。それ以降は、日本KFC関西オフィス(大阪府大阪市)の受付で大切に保管。15年の間KFCの広告塔として絶えず笑顔で時の流れを見守ってきた。
昨年のプロ野球シーズン終盤戦での盛り上げにも一役買った「おかえり!カーネル」だったが、老朽化が進みこれ以上の保管が困難になったことから、3月8日に住吉大社(大阪府大阪市)で「おかえり!カーネル」人形納めを実施した。
当日は、判治孝之代表取締役社長をはじめとした役員が参列。神前に玉串をささげる玉串奉奠(たまぐしほうてん)などで「おかえり!カーネル」へ感謝と別れを告げた。供物には、御神酒に加え、オリジナルチキンを奉納するなどKFCらしい式を行った。
同社は、「奇跡の生還から15年、日本KFCのブランド価値向上に貢献してくれた『おかえり!カーネル』と、そんな『おかえり!カーネル』に親しみ愛してくださったファンの皆さま・メディアの方々に感謝の意を申し上げます。KFCでは、創業者カーネル・サンダースから受け継ぎ、『おかえり!カーネル』が示してくれた、“誰にも真似できないおいしさ”や“おもてなしの精神”にこだわり、引き続き、お客さまの体験価値の向上に努めてまいります」とコメントしている。
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