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大塚家具/リユース事業を本格化、全店で買取り・下取りキャンペーン

大塚家具は9月8日、家具リユース事業を本格始動すると発表した。9月8日~10月16日、全店で買取り・下取りキャンペーンを実施する。

<大塚社長>
大塚社長

大塚久美子社長は、「リサイクルショップとは違い、アンティークショップやビンテージ家具に近いイメージの商品を展開する。家具を購入する上で、新たな選択肢を拡大する取り組みで、中古家具の新たな市場を形成したい」と取り組みを解説する。

2015年10月から、大塚家具で商品を購入するお客を対象に下取りサービスを開始しており、これまでに月間で400件の査定を実施、成約率は約40%の実績となっている。

今回、大塚家具で商品を購入しないお客も利用できる買取りを導入することで、年間で1万件の買取り・下取り実績を目指す。売上高ベースでは全体の1%に相当する約5億円を想定する。

買取り・下取りは、インターネット、電話、店舗で申し込みを受け付ける。買取り・下取り希望商品のメーカー、購入店舗、使用期間などを基本的な事項を聞き取りする。

アンティーク商品でメーカーや購入店舗が不明な場合もあるため、お客が商品の写真を大塚家具に送付する。事前のヒヤリングや写真による汚れや傷を確認することで、買取りにともなう訪問作業の精度を高める。

商品の素材、造り、細工などのスペック、使用状態、商品状態を確認して査定をする。

<リユース商品の一例>
リユース商品の一例

対象商品は、組み立て式でなく、天然木を使用した商品を基本とする。聞き取り段階で、メーカーや購入店舗を確認するため、商品の品質は既存の大塚家具が展開する商品と大きくかい離することはないという。

大塚社長は「家具の市場は、これまで新築、買い替え、婚礼の3つの市場が3分の1ずつを占めるといわれてきた。ただ、少子高齢化で新築、婚礼ともに減少している。購入した家具をリユース市場で販売できる仕組みを整えることで、新品家具を購入しやすくなり、買い替え需要を喚起できる」と語る。

買取り・下取りキャンペーンは、全国を対象としたキャンペーンで、期間中は引き取りに必要となる訪問作業が無料となる。買取り金額をIDC商品券で受け取ると、買取金額が1.5倍となる。

<家具補修の実演>
家具補修の実演

従来型のリユースとは異なり、アンティーク家具やヴィンテージ家具と同様、職人の高い技術で上質な家具の元来の価値を取り戻したり、技術とアイデアで価格を加えたりすることで、その時々のニーズに合わせて生まれ変わらせ、新たなオーナーに適正価格で提供する、まったく新しい形のリユースを目指す。

家具のリユース市場の確立に向けて、関連事業者と新たな協業として、ブックオフ、ヤマトホームコンビニエンスと強力する。

大塚家具では販売しない商品を、ブックオフやヤマトで販売するほか、逆に、ブックオフやヤマトでは販売価格が高すぎる商品を大塚家具が仕入れて販売する取り組みを行う予定だ。

10月15日には、大阪南港ショールームの一部をリニューアルし、売場面積約5500m2で家具リユースの大型拠点「IDC OTSUKA アウトレット&リユース大阪南港」を開業する。

同日、売場面積4189m2の「横浜アウトレット」を家具リユースの大型拠点にリニューアルする計画だ。

現在、リユース商品は、横浜アウトレット、新宿ショールーム、有明本社ショールーム、横浜みなとみらいショールーム、大阪南港ショールーム、春日部ショールームの6店で展開している。

今後、既存のリユース商品の取扱いを増やすほか、リユース専用フロアの設置やリユース専門店の出店を検討する。

■買取り・下取りキャンペーン
http://www.idc-otsuka.jp/fair/shitadori/

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