カインズ/パート出身、初の女性店長が誕生
2017年12月05日 19:40 / トピックス
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カインズはこのほど、パートから正社員へのキャリアアップするための「マスター社員」制度を活用し、初の女性「店長」を任命した。
11月16日付で、長野県千曲市の「カインズホーム更埴店」の店長に、道本年子氏が就任した。
道本氏は、1998年に「1日4時間×週5日勤務」のパート従業員として入社し、約20年の勤務のなかで、パート勤務から正社員へとキャリアアップしていた。
2007年から開始した、パートスタッフの経験や実績に応じてグレードを設定し、その最上位である「マスター社員」の経験を2年以上積むと、人事部からの選抜を経て正社員登用試験を受験できる制度「マスター社員制度」を活用し正社員となった。
道本氏は2008年にマスター社員、2009年にマスターチーフを経て、2012年に正社員に登用されていた。
「マスター社員」制度は、従業員全体の6割を占めるパート社員のキャリアアップを促進しながら、従業員のモチベーションを向上させる取り組み。
特に、女性の場合は結婚・出産・育児などのライフイベントにあわせて働き方を選択する必要があり、結婚や出産で一度職場を離れてしまったり、育児のために仕事の時間を確保できなかったりと、働く意欲や能力があってもその力を十分に発揮することが難しい期間がある。
子どもが小さいうちはパートタイムで働き、子育てがひと段落してから正社員を目指すことが可能な「マスター社員」制度は、女性活躍にもつながる。
現在、定期的に女性のキャリアビジョンセミナーを開催し、継続してキャリアを積める環境整備を行い、女性管理職の増加を進めているという。
これまで10人の正社員が誕生しており、正社員候補のマスター社員は322人在籍している。
2017年度には、正社員が6人誕生する予定で、今後も、マスター社員・正社員の登用ともに力を入れる。
道本氏は、「店舗環境の仕事と言え、未知なる世界に飛び込んだ心境です。重大な任務と重々承知しこの度のお話をお引受けしたのも、ひとえにこれまでの私を育ててくれたカインズへの恩返しと考えたからです。店舗を取り巻く環境など課題は山積みですが、地域のお客様から慕われるお店作りをモットーに、業務に励んで参りますので皆様のご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申上げます」とコメントしている。
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