ローソン/来春、首都圏で深夜にレジの無人化実験を開始
2017年12月05日 20:10 / IT・システム
ローソンは12月4日、2018年春を目途に首都圏の数店舗で12時~翌5時までの深夜時間帯に、レジを無人化する実験を開始すると発表した。
実験に先駆け、今秋に東京都港区に「ローソンイノベーションラボ」を新設した。
無人レジは、専用アプリを使用した仕組みで、お客が自分のスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、商品をスマホに登録したのち、決済アプリを活用して、スマホ内で精算をする。
精算を終えた後、店舗に備え付けてあるタブレット端末で精算が終了したことを確認する。
アプリを利用した決済システムは6月から、上海で展開するローソンの2店舗で開始した。
12月1日現在、上海の600店で採用しており本格運用しているという。
ローソンでは、24時間営業を継続したい方針で、人手不足が深刻化している中で、テクノロジーを使って、問題を解決する。
12時~翌5時の時間帯には、従業員は店舗に在住するが、精算業務をせずに、清掃、納品、商品陳列といった作業に専念できる環境を整える。
2005年頃にローソンでは、営業時間を短縮する実験を直営店とFC店で行ったが、深夜に閉店している時間帯を作ったところ、昼の売上が下がる結果となり、オーナーから24時間営業に戻したいという声があったという。
24時間、店を開け続けることに一定の価値があると判断しており、今後も24時間営業は継続する方針だ。
なお、「ローソンイノベーションラボ」では、商品にRFIDを付け、RFIDを検知するとゲートを通過するだけで商品の精算が完了する実験や、ファスト・フードの「からあげクン」を自動で製造する実験なども検討しているという。
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