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ビックカメラ/家電構成比30%、原宿に新業態「ビックカメラセレクト」

2017年11月28日 17:30 / 店舗レポート

ビックカメラは11月28日、原宿・竹下通りに都市型小型店の新業態「ビックカメラセレクト原宿店」をオープンした。

<ビックカメラセレクト原宿店>
ビックカメラセレクト原宿店

ビックカメラセレクトは、家電製品のほか、化粧品・薬・日用品や、おもちゃ、ゲーム、スポーツ用品、ふとん、酒、メガネ・コンタクトなどの非家電製品を含めたビックカメラの品ぞろえの中から、出店地域の特性や環境に応じて、取り扱う商品を「セレクト」する新形態の店舗。

商品構成比率は、家電30%、非家電70%で、家電以外の商品で専門店化を進めてきたビックカメラの品ぞろえの特長を打ち出す。化粧品、日用品、医薬品で売上構成比で40%を想定する。

<1階の全景>
1階の全景

1号店となる原宿店は、学生を中心とした若い女性や訪日外国人観光客が多い竹下通りの立地特性を踏まえ、女性と訪日外国人観光客を意識した品ぞろえとした。

店舗スタッフ12人に加えて、英語や中国語に対応するために、アルバイトの外国人スタッフ8人を配置する。

<ザ・ダイソー原宿店の一角に出店>
ザ・ダイソー原宿店の一角に出店

元々100円ショップの「ザ・ダイソー原宿店」が、1棟まるごと展開していた建物内で、ダイソーが売場を縮小しリニューアルオープンするのに合わせて、ビックカメラが出店した。

<フロア構成>
フロア構成

1階と地下1階の2フロアに売場面積約330m2を展開する。

1階は訪日外国人観光客を意識したフロアで、東京土産、おもちゃ、時計、酒、ステンレスボトル、ブルートゥースオーディオ、オーディオ、カメラ、文房具を販売する。

<1階のステンレスボトル売場>
1階のステンレスボトル売場

地下1階は女性を意識したフロアで、カラーコンタクトレンズ、家電、ビューティー&ヘルス、スーツケース、日用品、薬、化粧品をそろえた。

<地下1階の全景>
地下1階の全景

ビックカメラとしては、空港内に出店する「Air BICCAMERA 成田空港第2ターミナル店」(売場面積約60m2)「同羽田空港国際線旅客ターミナル店」(約300m2)に次ぐ小型店となる。

<安部専務>
安部専務

取締役専務執行役員で経営企画本部長を務める安部徹氏は、「人口が減少していく中で、家電の伸びは期待できない。非家電商品は30年前から、酒も25年前からやってきている。非家電商品をきちんと提案できる当社の強みを打ち出したい」と語る。

<1階東京土産コーナー>
1階東京土産コーナー

<訪日外国人観光客の人気のセラミック包丁>
訪日外国人観光客の人気のセラミック包丁

<お土産を意識したおもちゃコーナー>
お土産を意識したおもちゃコーナー

鈴木譲店長は「1階は店舗面積が限られているため、短時間で買い物を済ませる訪日外国人観光客を意識した品ぞろえとした。メインフロアとなる地下1階で、女性がゆっくり買い物ができる店舗構成とした」という。

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