ビックカメラ/家電構成比30%、原宿に新業態「ビックカメラセレクト」
2017年11月28日 17:30 / 店舗レポート
また、女性のためのビックカメラを意識し、美容家電を充実させた。美容家電や化粧品の中から、若い女性に人気の商品をセレクトした。
美容家電で定番のドライヤーや美顔器などを試せるように展示するほか、若い女性や訪日外国人観光客に人気の化粧品はお試しカウンターで体験できる工夫をした。
商品陳列では、美容家電を軸に日用品を配置することで、家電と日用品を商品の利用シーンに合わせて関連販売する取り組みを開始した。
ドライヤーの隣にシャンプー・コンディショナー、ヘアアイロンの隣に髪染めを配置することで、ヘアケア商品を集合展開した。
電動歯ブラシと歯磨き粉を併設した売場を展開するほか、女性の肌をケアするスチーマーの売場に面して、入浴剤などを配置することで、コト軸をベースに家電と日用品を同時にセレクトできる売場を提案する。
若い女性を意識した売場としてカラーコンタクトレンズコーナーも配置した。
カラーコンタクトレンズコーナーでは、タブレット端末を活用したバーチャル試着の体験を実施。自分の顔にカラーコンタクトレンズを着けたイメージを確認できる。
限られた店舗面積であっても品ぞろえの幅を確保するために、商品陳列ではハイゴンドラを採用した。
商品プロモーションスペースがないため、壁面では天井まで活用したディスプレイを設置することで、注目商品の視認率を高めている。
安部専務は、「ビックカメラセレクトの2号店、3号店の計画は未定だが、都心部という点は当社のビジネスモデルとして外せない要素だ。まずは1号店を成功させ、人通りが多く、話題性のある立地で今後の出店を検討したい」と述べた。
また、「当社は、自らを家電量販店と称したことはない。これまでも専門店の集合体という言葉で企業を表してきた。先日オープンしたプライムツリー赤池では、おもちゃの専門店を出店している。非家電分野でも当社で人気が高い、自転車、お酒、ドラッグ、コンタクトレンズなど、競争力のある部門は単独専門店としての出店も検討している」と語った。
店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前1-19-24
売場面積:約330m2
営業時間:10時~21時
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