イトーヨーカ堂/3~5月は既存店売上減少で営業利益84.3%減
2019年07月05日 17:40 / 店舗
イトーヨーカ堂の2020年2月期第1四半期決算は、営業収益3012億2200万円(前年同期比2.4%減)、営業利益3億7900万円(84.3%減)となった。
今期から従来の「衣料」「住居」「食品」の商品販売分類を見直し、「ライフスタイル」「専門店」「食品」に変更した。
ライフスタイルは催事等除く旧衣料・住居、専門店は旧衣料・住居・食品の催事等、食品は催事等を除いた旧食品に区分した。
商品別売上高は、ライフスタイル772億400万円(4.9%減)、専門店35億3500万円(1.0%増)、食品1254億7300万円(2.3%減)、商品合計2062億1300万円だった。
テナント864億9200万円(0.3%増)、その他10億9600万円(34.1%減)、合計売上高は2938億200万円となった。
既存店売上高は0.1%減、客数2.7%減、客単価1.2%増。ライフスタイル2.9%減、専門店1.7%増、食品1.0%減、商品合計1.6%減だった。テナントは2.9%増。
商品別粗利率は、ライフスタイル33.5%(0.1ポイント増)、専門店20.3%(0.8ポイント増)、食品27.8%(0.1ポイント減)、商品計29.8%(増減なし)となった。来期は商品計29.9%(0.3ポイント増)の計画。
新店投資30億5400万円(367.7%増)、既存店投資等54億7100万円(67.7%減)、ソフトウェア開発費6億6600万円(72.3%増)、設備投資合計91億9200万円(2.4倍)となった。減価償却費は31億6600万円(7.8%増)。
次期は、設備投資合計413億円(6.3%減)、減価償却費135億円(10.7%増)を予定する。
事業構造改革の一環として衣料と住居の自営売場面積適正化と食品の営業強化に注力した。店舗の立地優位性を活かした不動産再開発により、千住店・厚木店・上大岡店をそれぞれ「イトーヨーカドー食品館」としてリニューアルオープンした。
一方で、第1四半期における既存店売上は前年を下回り、営業利益は減益となった。
スクラップアンドビルドで、イトーヨーカドー食品館千住店(東京)、同厚木店(神奈川)、同上大岡(神奈川)を出店した。
一方で、「イトーヨーカドー直江津店」(新潟)、「ザ・プライス川口」(埼玉)、「同西川口」(埼玉)を閉店した。今期は、上記のほか、1店の出店と3店の閉店を予定している。
次期は売上高1兆2100億円(2.1%減)、営業利益65億円(38.1%増)の見通し。
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