スーパーマーケット/3月既存店2カ月連続増「一斉休校・在宅勤務」影響
2020年04月21日 17:40 / 月次
オール日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会は4月21日、2020年3月実績速報版のスーパーマーケット販売統計調査を発表した(集計企業270社)。
総売上高は9638億6577万円(既存店前年同期比7.4%増)で、既存店は16カ月ぶりに前年を上回った前月に続き、2カ月連続で増加した。
うち食品合計は8731億3714万円(8.4%増)、非食品634億6416万円(0.3%減)、その他272億6497万円(4.6%減)だった。
食品合計のうち、生鮮3部門合計は3315億6687万円(7.5%増)、内訳は、青果1324億4351万円(6.3%増)、水産839億906万円(5.0%増)、畜産1152億1430万円(10.8%増)となった。
惣菜は903億2102万円(0.5%減)、日配は1870億7049万円(9.6%増)、一般食品は2641億7876万円(12.0%増)となっている。
なお、全店売上高は8.8%増、うち食品合計9.9%増、非食品2.6%増、その他5.6%減だった。
一斉休校要請、在宅勤務の拡大、宴会や会合の自粛により家庭内での食事機会が増え、食品需要が高止まりしている。
3月25日の都知事会見後、週末まで買いだめが急増した影響があったため、関東地方の販売実績伸び率が 110.5%と最も高くなっている。
生鮮三品目では、家庭で保存がしやすい畜産カテゴリーの伸び率が10.8%増と最も高くなった。
惣菜カテゴリーは行楽や行事の中止の影響、バラ売り販売自粛による影響で、0.5%減と前年比マイナスとなった。
日配カテゴリーは卵や牛乳などに加え、ヨーグルトや納豆など発酵食品が好調となった。
一般食品カテゴリーは、保存・簡便食品(米、パスタ・パスタソース、袋ラーメンの5食パック、小麦粉・ホットケーキミックスなど粉製品、レトルト食品、2Lペットボトルなど)が好調となった。
非食品カテゴリーは、マスクやハンドソープなどの衛生用品が好調だが、紙製品の欠品や品薄も影響で微増にとどまった。
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