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福岡・天神「イムズ」跡地/オフィス・ホテル・商業の複合ビル再開発

2022年08月30日 14:30 / 店舗

三菱地所は8月30日、福岡県福岡市中央区天神一丁目において計画中の「(仮称)天神1-7計画」に関して、「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けたと発表した。

<オフィス・ホテル・商業の複合ビルを再開発>
オフィス・ホテル・商業の複合ビルを再開発

天神ビッグバンボーナスとは、天神の魅力向上に資する一定の要件を満たす、魅力あるデザイン性に優れたビルとして認定し、それに応じてインセンティブを付与する制度。同計画は、1989年から2021年まで、天神の中心から九州・福岡の文化を発信してきた三菱地所初の単館商業ビル「イムズ」跡地における複合ビル開発プロジェクトとなる。

福岡市が進める規制緩和などを活用して民間ビルの建て替えを促進することで、天神地区に新たな空間と雇用を創出する「天神ビッグバン」を推進するとともに、「感染症対応シティ」「Fukuoka Art Next」などの取り組みを実施するもの。

事務所、ホテル、店舗、駐車場で構成される。着工は2023年7月、完工は2026年3月の予定だ。

<計画地>
計画地

敷地南側に渡辺通りとふれあい広場をつなぐ約500m2の地上広場、天神地下街とつながる敷地西側に約300m2の地下広場を整備する。

<地上広場イメージ>
地上広場

敷地北東側にシンボリックな緑化柱を配した地上広場を設ける。

地上広場と地下広場を円滑につなぐ動線、周辺施設との地下接続通路、建物内地下貫通通路を整備することで、歩行者ネットワークの利便性・回遊性の向上を図る。

建物低層部には、植栽と合わせてベンチなどの休憩施設を設け、人々の憩いの空間創出を目指す。

また、都市と自然が調和した都市空間の形成を目指し、建物外装に、MEC Industryが製造する九州産材のCLTのパネルと植栽を有機的に配置した建築デザインを採用する。

■(仮称)天神1-7計画
所在地:福岡県福岡市中央区天神1-326-1他(地番)
敷地面積:約4640m2
建築面積:約3930m2
延床面積:約7万4020m2
建物高さ:約91m
階数:地上20階、地下4階、塔屋1階
構造:地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
用途:事務所、ホテル、店舗、駐車場
着工:2023年7月(予定)
完工:2026年3月(予定)
事業主:三菱地所
設計:三菱地所設計

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