花王/物流倉庫に大和ハウスグループ会社の自動化設備制御システム導入
2023年03月27日 16:56 / 経営
大和ハウスグループのフレームワークスは3月31日、花王が豊橋工場(愛知県豊橋市)敷地内に新設した物流倉庫に、自動化設備を制御するシステム「Warehouse Control System(ウェアハウス コントロール システム)」を導入して稼働を開始する。
<自動化設備制御システムイメージ>
これにより、パレット立体自動倉庫やAGV(無人搬送車)、知能ロボットなどの各自動化設備を統合的に制御し、完全に自動化された物流倉庫を実現するという。
花王は生産・物流機能一体型サプライチェーン拠点構築のため、スキンケア・ヘアケア製品を中心に多品種を生産する豊橋工場敷地内に、新たな物流倉庫を建設(設計・施工:大和ハウス工業)し、2023年3月27日に竣工。同倉庫には、120万梱の保管能力を持つパレット立体自動倉庫や、AGV・知能ロボットの先端技術を利用した自動化設備が導入されたことで、複数の荷物の積み付けパターンを自動で行うなど、労働力不足に対応できるよう人手に頼らない設計を花王主導で行った。
同設備により、4万梱/日の入出荷能力を確保。入出荷能力を担保するために重要な、各自動化設備を制御するシステムをフレームワークスが開発した。さらに同システムは、自動化制御に加えてトラック予約受付システム「MOVO Berth」と標準連携し、トラックの予約と到着状況を考慮して出庫指示できるシステムも構築。トラックの待機時間を削減し、ドライバーが安心して活動できるホワイト物流も推進する。
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