SOMPO/カスタマーハラスメント対策支援サービス開始

2024年06月28日 14:23 / 経営

SOMPOリスクマネジメント(SOMPOリスク)は6月28日、企業・組織のカスタマーハラスメント対策を総合的に支援する「カスタマーハラスメント対策支援サービス」を開始した。

カスタマーハラスメント対策支援サービスとして、「方針・ルールの策定」「予防の取り組み」「発生後の取り組み」という3つのステップごとに、メニューを用意した。具体的には、カスタマーハラスメント対策方針の策定、カスタマーハラスメント対策マニュアルの作成、カスタマーハラスメント対策研修などのメニューを提供する。

<サービスの全体像>

従来から提供するクレーム(苦情)対応コンサルティングで培ってきた実績・経験をもとに、各種メニューを通して、企業のカスタマーハラスメントの悩みに寄り添う。カスタマーハラスメント対策研修実施のための講師派遣といったスポット支援だけでなく、カスタマーハラスメント対策方針の策定やカスタマーハラスメント対策マニュアルの作成、さらにはWEB・SNS上での関連投稿のモニタリングなど、カスタマーハラスメント全般に関して、総合的に支援する。

費用は、研修が30万円(税抜)から、コンサルティングが100万円からで、実施期間は3カ月~8カ月を想定している。費用・期間は、企業規模や支援内容により異なる。SOMPOリスクでは、年間10件、2000万円の受注を目指す。

企業や組織が事業活動を遂行するなかで、顧客(消費者や取引先)からの迷惑行為・問題行為に遭遇することがある。また、「お客さま第一主義」を掲げる企業・組織もあるが、最近では、「お客さま第一主義」が行き過ぎることにより、顧客の要求や行動がエスカレートし、労働者が過度な負担を強いられることで、メンタル不全に陥るケースも発生している。

そのため、2022年には厚生労働省から、カスタマーハラスメント対策企業マニュアルが発行された。企業・組織においては、マニュアルを参考にしながらも、自社へのカスタマーハラスメント(以下「カスハラ」)について、具体的にどのような取組みを、どの程度すべきか悩みのある企業・組織も少なくない。

このような背景をふまえて、SOMPOリスクでは、顧客からの暴力・暴言、理不尽な要求など、いわゆるカスハラに悩まされる企業・組織に対して、従業員を守るための「カスタマーハラスメント対策支援サービス」の提供を開始したという。

■厚生労働省 カスタマーハラスメント対策企業マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000915233.pdf

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