近鉄百貨店/3~8月、免税売上好調で営業利益31.7%増
2024年10月17日 15:40 / 決算
近鉄百貨店が10月11日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高557億8500万円(前年同期比0.3%減)、営業利益19億8300万円(31.7%増)、経常利益18億2000万円(30.3%増)、親会社に帰属する当期利益14億2300万円(20.3%増)となった。
百貨店業の売上高は456億3700万円(1.1%増)、営業利益15億4300万円(124.1%増)だった。
訪日客が増加し、免税売上が特選洋品を中心に好調に推移した。また、3月7日にあべのハルカス開業10周年を迎えた、あべのハルカス近鉄本店において、10周年を記念した「花咲く生誕祭アニバーサリーフェア」を開催し、限定商品の展開や特別なイベントを全館で開催した。
収益力向上のため強化しているフランチャイズ事業において、本店の「あべのハルカスダイニング」12階に、レストラン事業の4業種目となる「24世紀ラーメン あべのハルカス店」を3月2日にオープンした。
北欧・デンマークのライフスタイルを体感できるベーカリーカフェ&ショップ「KAFFE OTTE(カフェ オッテ)」を4月17日にオープンし、フランチャイズ事業は25業種となった。
「あべの・天王寺エリア『ハルカスタウン』の魅力最大化の取組みとして、本店ウイング館2階に「KAFFE OTTE」をオープンしたことにより、本店2階は食、雑貨、アパレル、カフェなどが混在する「スクランブルMD」フロアとなった。そのほか、外商売上が高額商品を中心に好調に推移した。
通期は、売上高1160億円(2.2%増)、営業利益57億円(46.0%増)、経常利益54億円(39.7%増)、親会社に帰属する当期利益34億円(22.4%増)を見込んでいる。
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