リテールパートナーズ 決算/2月期増収増益、4店舗出店しキャッシュレス対応も推進
2025年04月14日 15:31 / 決算
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リテールパートナーズが4月14日に発表した2025年2月期決算によると、営業収益2667億4100万円(前年同期比5.8%増)、営業利益68億2300万円(1.2%増)、経常利益79億9900万円(3.5%増)、親会社に帰属する当期利益52億2500万円(10.8%増)となった。
スーパーマーケット事業の営業収益は2659億3600万円(5.8%増)、営業利益71億6200万円(1.7%増)。
2023年5月31日をみなし取得日としてハツトリーを取得してグループの連結子会社となったことに加え、4店舗の新設を行ったことなどで、営業収益は過去最高を更新した。
営業費用の面では、商品および原材料価格の高騰に伴う仕入高の増加や、物流費の増加などもあったが、電力料については使用量削減などで上昇を抑えた。人材への投資として賃金の積極的な引き上げを行ったほか、決済手段の多様化およびキャッシュレス決済利用率上昇への対応を行うとともに、店舗への積極的な投資を行っている。
このほか、店舗運営コストの増加に対しては、生産性の向上を図るとともに経費削減対策を講じ、営業費用の抑制に努めてきた。
同連結会計年度の取り組みとして、Amazonとの協業により「マルキョウネットスーパー」を立ち上げ、生鮮食品のオンライン販売・配送サービスの提供を開始。現在は福岡市とその周辺の一部地域を対象エリアとしているが、今後、配送エリアの拡大を検討しているという。
南九州エリアの物流の安定維持と最適化のため、宮崎市の物流センターを取得し、マルミヤストア、ハツトリー、戸村精肉本店の3社が利用する事業会社の枠を超えた共有の物流拠点として「RPG宮崎物流センター」の稼働を開始している。
また、保険代理業、スポーツクラブ事業、食品製造業等を展開するその他事業の営業収益は9億6700万円(6.3%増)、営業利益1億1400万円(7.0%減)。原材料価格の上昇や労務費の増加、設備投資に伴う減価償却費の増加などで、製造原価が増加傾向で推移した。
2026年2月期は、営業収益2747億円(3.0%増)、営業利益73億円(7.0%増)、経常利益84億円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益55億円(5.2%増)を見込んでいる。
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