プロント/東京・中野に「エプロント ミニ こどもでぱーと中野店」6/30オープン
2025年06月27日 15:17 / 店舗レポート
プロントコーポレーションは6月30日、東京・中野に「E PRONTO mini(エプロント ミニ)こどもでぱーと中野店」をオープンする。27日にメディア向け内覧会が開催された。
ヒューリックが運営する子育て支援をテーマにした施設「こどもでぱーと」の1階に出店。子ども向けの店づくりやメニューを展開する。
店内は木や緑を多く取り入れた明るいデザインで、ゆったりとくつろいで過ごせるゆとりある空間に仕上げた。
大きな丸テーブルの中央には、木のオブジェも設置し、遊び心のある店内環境を演出。
段差をなくし、テーブルの角を丸くするなど子どもの安全を配慮した設計になっている。
提供するのは「エプロント」の通常メニューのほかに、同店限定メニューとして「おえかきmyパンケーキ」(税込770円)を用意。指定のシートに描いたイラストをその場でホイップクリームにプリントするパンケーキで、親子で楽しめる体験型のメニューになっている。
それ以外の限定メニューでは、「キッズフローズン」(495円)はストロベリーミルク・チョコミルク・ピーチミルクの3種類を用意。「キッズドリンク」(440円)はアイスミルクとアイスココアをラインアップする。
「エプロント」の通常メニューで扱っている「キッズプレート」(550円)も、ミートソースパスタ・ナスとベーコンのトマトソースパスタ・パンケーキといった3種類を提供する。
子どもが多く利用することを想定し、使用している食物アレルゲンや成分の確認方法などを説明したポップを店内に設置するといった配慮も行っている。
プロントコーポレーションでは、子どもを意識した形態の店舗は初となる。
同社取締役経営企画本部長の田久保悦弘氏は、「ヒューリックさんから子ども向けに何かできないかと提案をいただき、『エプロント』を母体として、それに『ミニ』を加えた形で出店した」と経緯を説明。
キッズ向けの限定メニューを用意するなど、親子での利用を想定するが、一方で幅広い層の利用を狙う。「親子だけに絞っているわけではなく、店の前をたまたま通った学生さんの利用や、近隣にお住いの方などもターゲットになる」(田久保氏)。
施設を運営するヒューリックとしては、他の階に入居する英会話教室や塾、クリニックでの待ち時間などの利用を見込む。
ヒューリック新事業創造部こども教育事業室の宮田秀氏は「例えばお子さんが塾に行っている間、親御さんはカフェでゆっくり休んでいただく。あるいは塾の帰りに親子でご飯を食べて帰るといった使われ方を想定している」と話す。
また、ヒューリックとしては、生活者が偶然「エプロント ミニ こどもでぱーと中野店」を利用することで「こごもでぱーと」という施設の認知拡大につながることも期待しているようだ。
プロントコーポレーションの「エプロント」は終日セルフサービスのカフェ業態で、今回の出店により27店舗となる。
■E PRONTO mini(エプロント ミニ) こどもでぱーと中野店
所在地:東京都中野区中野2-26-11 こどもでぱーと中野1階
アクセス:JR中央線・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」南口より徒歩約2分
店舗面積:約114m2(34.6坪)
席数:59席(ボックス席3卓12席/ソファ席9席) ※全席完全禁煙
営業時間:9時~21時 ※モーニングセットは11時までの提供
定休日:施設に準ずる
Wifi・電源:Wifi完備・電源15箇カ所に設置
取材・執筆 比木暁
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