楽天/減損270億円を計上、ネットスーパーの関西撤退で
2025年10月03日 16:48 / 経営
楽天グループは10月3日、2025年12月期第3四半期連結決算(国際会計基準)において、減損損失約270億円を計上する見込みだと発表した。
日本の生鮮食品におけるEC化率は着実に上昇しているものの、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、スーパーマーケット業界において、消費者が実店舗回帰するなど、ネットスーパー事業「楽天マート」が伸び悩んでいるという。
ネットスーパー事業の利用者は、当初計画を著しく下回っており、茨木倉庫(関西エリア)からの撤退を決定したため、減損損失を計上する。
今後は、新ロイヤルティープログラムの導入による楽天エコシステムとの連携強化、調達・物流体制の効率化、不採算エリアからの撤退などにより収益性改善を図る。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。