松屋フーズHD 決算/4~9月増収増益、既存店売上高12.7%増
2025年11月07日 16:42 / 決算
松屋フーズホールディングスが11月7日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高879億4600万円(前年同期比21.5%増)、営業利益28億2900万円(50.2%増)、経常利益32億4200万円(46.9%増)、親会社に帰属する当期利益12億9300万円(65.1%増)となった。

売上高ては、既存店売上高が前年同期比12.7%増となったことに加え、前年度以降の新規出店による売り上げ増加分が寄与したことにより、増収だった。
利益面ではエネルギー費、各種調達価格の上昇により、原価率は前年同期の35.1%から37.1%と上昇した。一方、売上高の増加により、固定費の占める割合が低下したことにより、販売費および一般管理費は、前年同期の62.3%から59.7%へと改善した。
同社が重視すべき指標と認識しているFLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、前年同期の66.5%から66.8%となっている。
新規出店は、牛めし業態40店舗、すし業態4店舗、海外・その他業態7店舗(うちFC2店舗)の合計51店舗を出店した。
一方で、直営の牛めし業態8店舗は撤退し、海外・その他業態3店舗のFC契約を解除した。9月末の店舗数はFC店を含め、1405店舗(うち国内FC5店舗、海外24店舗)。
業態別内訳としては、牛めし業態1140店舗、とんかつ業態193店舗、すし業態21店舗、海外・その他の業態51店舗となっている。
また、全面改装2店舗、一部改装124店舗の合計126店舗の店舗改装を実施した。
通期は、売上高1790億円(16.1%増)、営業利益50億円(13.5%増)、経常利益59億円(14.6%増)、親会社に帰属する当期利益22億円(0.6%増)を見込んでいる。
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