モスフードサービス 決算/4~9月増収増益、消費の二極化・カフェ需要対応
2025年11月07日 16:04 / 決算
モスフードサービスが11月7日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高507億5800万円(前年同期比6.7%増)、営業利益40億4100万円(49.1%増)、経常利益42億8400万円(50.4%増)、親会社に帰属する当期利益28億3400万円(59.0%増)となった。
国内モスバーガー事業の売上高は414億1600万円(9.8%増)、セグメント利益は45億5600万円同31.2%増)
消費の二極化に対応するため、前年度に引き続き「価格のグラデーション化戦略」と「時間帯別売上の平準化」を推進した。
これにより、幅広い層の獲得につなげ、売り上げ基盤の強化を図った。
さらに、全社的に費用対効果を意識して販管費の抑制に努めた。在庫回転率の向上による保管費の抑制や移送の効率化など、前年度に引き続き多角的なコスト抑制策を実行し、増収増益を計上している。
国内モスバーガー既存店売上高9.5%増、客数6.0%増、客単価3.3%増。全店売上高10.0%増。
居心地の良い店舗空間づくりを推進したほか、「時間帯別売上の平準化」の取り組みの一環として、カフェ需要に対応したドリンクやスイーツを充実させた。
店舗スタッフのオペレーション効率化を実現する機器を導入。生産性向上を通じて商品提供時間の短縮を図っている。
9店舗出店、13店舗退店、計1314店舗。
海外事業の売上高は76億8500万円(8.5%減)、セグメント利益は2億4700万円(165.9%増)。
海外事業では、香港にて昨年11月から強化している外部宅配が好調に推移したものの、不採算店舗の閉店により、売り上げが減少した。
店舗数は8店舗減少し、合計414店舗。
マザーリーフ、あえん、モスドなど新規飲食事業の売上高は10億1000万円(9.6%増)、セグメント損失は9100万円(前年同期は3500万円の損失増)だった。
通期は、売上高970億円(0.8%増)、営業利益52億5000万円(0.5%増)、経常利益54億5000万円(2.1%減)、親会社に帰属する当期利益29億円(7.9%減)を見込んでいる。
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