池袋西口／マルイ跡地に複合ビル来年3／14オープン、ビオラル・成城石井ほか出店

2025年12月17日 16:01 ／店舗

IT tower TOKYO合同会社は2026年3月14日、池袋西口エリアの新たなランドマークとなる超高層複合オフィスビル「IT tower TOKYO（ITタワートウキョウ）」をオープンする。

＜外観イメージ／周辺マップ＞

池袋駅西口の旧池袋マルイ跡地に開業。近年の再開発ラッシュで大きく変貌する池袋は、ビジネス拠点としても大きな注目を集めており、その中でも新たな国際ビジネス拠点として発展が期待されているのが池袋西口エリアとなる。数々の再開発が計画される中、池袋西口エリアの新たな発展・成長を先導していく役割を果たすのが、同社が推進する「IT tower TOKYO」プロジェクトだという。

タワーのロケーションは、池袋駅西口からアゼリア通りを直進した西口五叉路に位置する抜群の視認性を有し、地上27階・地下4階・延床面積4万1639m2の規模を誇る。オフィスと商業が一体となった大規模複合ビルが池袋西口エリアに建つのは、1992年のメトロポリタンプラザ竣工以来のこと。

施設コンセプトは「with-IT 新しい価値を、世界を超えて」。ITを中心としたあらゆる分野の価値発見力が参集する。多様なアート＆カルチャーが広がる街・池袋の魅力をさらに高め、未来に向けて新たな価値を生み出す企業や人々が集まる、活気にあふれた価値創造拠点を目指す。

＜各線改札口からのアクセス可能＞

圧倒的な交通利便性が特徴で、1日約235万人が利用するメガターミナル「池袋駅」に直結している。JR各線（山手線・埼京線・湘南新宿ライン）、東京メトロ各線（丸の内線・有楽町線・副都心線）、東武東上線、西武池袋線の8路線の各改札から地下通路でつながり、雨天時でも雨に濡れることなく、オフィスロビーまでダイレクトアプローチが可能だ。

さらに東武百貨店、西武百貨店、ルミネ、パルコ、エソラ、エチカ等の商業施設にも地下通路でつながっている。

■IT tower TOKYO SHOP＆CAFE
このうち低層階フロアに位置する商業施設部分「IT tower TOKYO SHOP＆CAFE（ショップ＆カフェ）」では、オフィスワーカーや来街者、地域の方々のニーズに応える「池袋エリア初」の6店舗を含む多様な店舗が集結。居心地とくつろぎを提供するカフェやベーカリー、「食」との新しい出会いを楽しめる食品スーパー、ヘルシー志向を追求したオーガニックスーパーやサラダボウル専門店などを誘致した。

＜タリーズコーヒーアンドティ＞

飲食店では、地下1階に「TULLY’S COFFEE ＆TEA（タリーズコーヒーアンドティー）」が池袋初出店。一杯のお茶がつなぐ豊かな世界とくつろぎの空間を提供するコンセプトショップで、紅茶の美味しさがダイレクトに伝わるダージリンなどの産地茶や、フルーツを使ったバリエーションティーなどのティーメニューを豊富にラインアップしている。

同フロアには、サラダ専門店「With Green（ウィズグリーン）」も池袋初出店。そして1階には、NY発祥のベーカリーカフェ「THE CITY BAKERY（ザシティベーカリー）」と、ビアスタンド「PERFECT BEER STAND（パーフェクトビアスタンド）」が同じく池袋初出店を果たす。

このほか、カジュアルイタリアンの「カプリチョーザ」が1階に出店。2階には「スターバックス」もオープンする。

＜ビオラル＞

物販では、地下1階にナチュラルスーパーマーケット「BIO-RAL（ビオラル）」が池袋初出店。オーガニック商品や健康にこだわったアイテムを通じて、ナチュラルライフスタイルを提案していく。

同フロアにはドラッグストア「ウエルシア」も出店。調剤薬局を併設する。化粧品、生活雑貨まで幅広く取り扱う。

1階には高品質スーパーマーケット「成城石井」がオープン。バイヤーが世界中・日本中から厳選した食品を、リーズナブルな価格で豊富に用意する。

そして2階～4階には、「ビックカメラ」のライフスタイル提案型店舗が開く。

■オフィスワーカー向け機能も充実
＜SHARE LOUNGE＞

5階には、カルチュア・コンビニエンス・クラブが手掛ける、ラウンジの居心地とオフィスの機能性を兼ね備えた「SHARE LOUNGE（シェアラウンジ）」が、池袋に初登場。ワークスペースとしてはもちろん、親しい人とゆったりとくつろげるカフェ・バーとしても、自由に使えるSHARE LOUNGEの特徴はそのままに、今回初めてコミュニティ食堂とコラボレーションを行う。

コミュニティ食堂は2026年12月頃オープン予定。平日のランチタイム限定でゆったりとヘルシーなランチが楽しめる職域食堂機能を提供する。懇親会やパーティー、発表会などの貸し切りも可能。タワー高層階のオフィス入居企業同士や社内外の交流促進の場所としても活用できる。

平日のランチタイムは「IT tower TOKYO」のコミュニティ食堂として、「IT tower TOKYO」に入居する企業に勤務する人はもちろん、一般にも開放され、SHARE LOUNGEの空間を利用することが可能だ。

＜総合健診センターヘルチェック＞

また、オフィスワーカーや地域住民の健康を見守り、Well-being向上に寄与するためのメディカル＆ウェルネス施設の充実も図る。

6～7階には、2016年から池袋東口で幅広い世代に健康診断を行う「総合健診センターヘルチェック」が移転オープン（2027年1月開業）。法定健診はもちろん、人間ドックや生活習慣病、レディースドック、脳ドック（最新MRI機器導入）や各種オプション検査を毎日実施する。全コースを男女別専用フロアにて受診可能。女性フロアでは、医師含め全て女性スタッフが対応するという。

8階には、2026年9月以降「IT tower クリニックモール」が順次開院していく。

＜フロア構成＞

■IT tower TOKYO
事業主：IT tower TOKYO合同会社
設計施工：清水建設
竣工：2025年12月末
主要用途：事務所・店舗・駐車場
構造：鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造／鉄筋コンクリート造
規模：地上27階～地下4階
高さ：140m
敷地面積：3348m2
建築面積：1945m2
延床面積：4万1639m2
駐車場台数：96台

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。