壱番屋は1月13日、自社工場で製造し、廃棄したビーフカツが、産業廃棄物処理業者のダイコー(愛知県稲沢市)により不正に転売されていたと発表した。
廃棄したビーフカツは、工場で製造中、異物が混入した可能性があり、産業廃棄物処理業者であるダイコーに廃棄処理を委託したもの。袋にはCoCo壱番屋という記載はない。
該当品の製造日は昨年9月2日、廃棄日時は10月19日14時で、廃棄量は4万609枚。賞味期限は今年1月30日。
廃棄理由は、工場で使用している合成樹脂性の器具(部品)が混入した可能性があったためで、大きさは最大で8mm。異形は不明で、粉砕している可能性があった。
製造時における異物混入時点が限定されなかったため、混入の可能性がある製品の全ロットを廃棄した。
不正転売が発覚したのは、同社のフランチャイジー(系列店)に勤務する従業員(パート)がスーパーマーケットで買い物中に発見し不審に思い、本部に通報があった。
現物を取り寄せ確認したところ、工場で製造し、産業廃棄物としてダイコーに廃棄依頼したものであることがわかり、その後の調査の結果、ダイコーが転売していたことが判明した。
流通経路や販売先は、調査中で、混入した異物を喫食した場合「危険有毒性分類基準には該当しないが、廃棄物として扱われた品であることから、温度管理等の保存方法に問題が考えられる」としている。
同社では、同商品のカレーハウスCoCo壱番屋チェーン店以外での購入、手元にある場合は、喫食は取りやめるよう告知している。
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