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資生堂/世界最大ドラッグチェーン「ワトソンズ」と戦略的提携

2019年05月31日 15:20 / 海外

資生堂は5月30日、世界最大のドラッグチェーンであるワトソンズグループと、戦略的提携を結んだと発表した。

<資生堂魚谷雅彦社長(左)とワトソンズのドミニック・ライ社長>
魚谷雅彦社長(左)とワトソンズのドミニック・ライ社長

資生堂の研究開発力、ブランド力と、ワトソンズの保有する小売ネットワークと消費者インサイトデータを融合させることにより、日本への興味や関心をさらに喚起させ、アジアを中心とする顧客に適した商品とサービスを提供していく。

ワトソンズは、1841年に香港に設立されたヘルスアンドビューティ分野で世界最大のドラッグチェーン。

25の国と地域で展開する12の小売ブランドの下に、1万5000の店舗を運営し、店舗とECサイトを合わせた年間の総客数は52億人を数える。

資生堂グループ商品のワトソンズでの取り扱いは1987年に台湾でスタートし、現在はアジアを中心に10ブランド以上を展開している。

今年4月、ワトソンズの独占販売により、敏感肌向けスキンケアブランド「dプログラム」を中国市場で発売。

発売初月には、計画を大きく上回る好調なスタートを切った。

また、共同で商品開発を手掛けた「dプログラム」の「アーバンダメージケア」は、2018年10月よりタイと台湾で販売し、中国でも今年7月より発売予定となっている。

さらに、ワトソンズ専用商品の共同開発として、「dプログラム」に続き、アジアで展開するコスメティクスブランド「Za」とスキンケアブランド「専科」からも、商品を発表する。

中国ではワトソンズの有する3600店の小売ネットワークを通じ、資生堂グループブランド売上のさらなる拡大を推進する。今後の市場拡大が期待できるインドネシアとフィリピンにも注力する。

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