メルカリ/韓国のCtoCマーケット「雷市場」と提携
2024年06月20日 15:26 / EC
メルカリは6月20日から越境販売の経路拡大に向け、韓国CtoCマーケットプレイス最大手「雷市場」(ポンジャン)を運営する雷市場と提携した。
連携により、韓国で雷市場の利用客は、アプリに新設された海外タブでメルカリの商品を購入できる。まずは、雷市場で最も多く取引されているファッションカテゴリーから連携を開始し、徐々に取引カテゴリーと品目を増やす予定だ。
雷市場は、2011年にローンチした韓国を代表する中古取引プラットフォーム。2023年に約2兆5000億ウォン(約2800億円)に達する年間取引額を記録し、スニーカー、ブランド品をはじめとするファッション商品やデジタル機器、ゴルフ、自転車などの趣味用品を取引する「ファッションおよび嗜好品中古取引アプリ」としての地位を確立した。
メルカリは、中期的な経営戦略としてさらなるグローバル展開に力を入れており、2019年から越境販売を開始し、国内だけでなく海外のお客を含めた循環型社会の実現を推進している。2023年2月には新たに越境EC事業者との連携を拡大し始め、連携企業数は累計で70社以上となった。
また、4月に海外のお客の多言語対応へのニーズに合わせて、Webページの多言語(英語・繁体字・中国語・韓国語)対応を開始し、よりスムーズにメルカリを利用できる取り組みを開始した。韓国の中古取引市場は2023年に30兆ウォン(約3兆4000億円)を超え、15年で約7.5倍成長している。また、2025年には43兆ウォン(約4兆9000億円)規模に拡大すると予測されている。
特に、韓国ではメルカリの商品でメンズファッションカテゴリーの取引が多く、日本限定版のキャラクターグッズや、トレーディングカードなども人気が高い傾向があり、韓国最大手のCtoCマーケットプレイスである雷市場との連携を行うことで、CtoC取引の国境をなくし、出品者と購入者の両方により豊かなリコマース体験の提供を目指す。
■雷市場
https://bgzt.co.kr/
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