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PingCAP/イオングループのDXを支援

2024年02月07日 16:51 / IT・システム

PingCAPは2月7日、イオングループ全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するイオンスマートテクノロジーと提携すると発表した。

<PingCAPがイオングループのDXを支援>
PingCAPがイオングループのDXを支援
左:イオンおよびイオンスマートテクノロジーCTO山崎賢氏、右:PingCAPのEric Han代表取締役社長

大規模アクセス・データ環境で利用可能なNewSQLデータベース「TiDB(タイ・デー・ビー)」の導入を視野に、共同検証を開始する。

PingCAPの主力製品である分散型NewSQLデータベース「TiDB」は、ゲーム業界、金融、決済サービス、Eコマース、コンテンツサービス、ロジスティックスなど多種多様な業界やミッションクリティカルな場面での導入が進み、全世界で3000社以上の企業に採用されている。MySQLやPostgreSQLなどの従来のリレーショナルデータベースと同様にSQLを使用してデータにアクセスすることができ、分散型のアーキテクチャにより水平方向の拡張性、強力な一貫性、MySQLとの互換性を備えた高い可用性、HTAP (ハイブリッドトランザクション/分析処理) 、クラウドネイティブを特徴としている。

また、TiDBの機能をクラウド上で使用できるフルマネージドサービスの「TiDB Cloud」を提供。「TiDB Cloud」は、スケーラビリティとコスト効率に優れたオプションとして注目されている。中でも、OpenAIが提供するChatGPTとTiDB Cloudを組み合わせて開発した自然言語クエリジェネレータ「Chat2Query」は、AIとデータベースを融合した最新技術として注目され、AIがユーザーのデータスキーマを理解して自動でクエリを生成、膨大なデータを超高速処理で分析し、リアルタイムで結果を返すという。

イオンスマートテクノロジーは、テックカンパニー化を加速するため、組織改革だけではなく、クラウドネイティブ製品の積極活用を図っている。今回の検証で、さらなるクラウドネイティブ/DX化に対応するため、PingCAPと提携し、データベース分野でもクラウドネイティブ製品の活用を進める。

膨大なデータに基づいて顧客を理解し、価値を提供する取り組みを最先端のデータサイエンスの力で実現することを目指す。

イオングループの事業は多岐に亘り、全体ではペタバイト以上の「買い物」「生活」に関わるデータが毎日発生し、蓄積されている。最新のDX技術を駆使し、顧客により良い購買サービスを届け、従業員には圧倒的な作業の効率化を提供することを目標としている。

■PingCAP問い合わせ先
https://pingcap.co.jp/

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