森永乳業/米国でヨーグルト事業を開始
2017年03月02日 14:30 / 海外
森永乳業は3月2日、米国において、ヨーグルト事業を開始する、と発表する。
販売開始時期は、2017年7月~9月。販売する商品は、アロエ葉肉入りヨーグルトで、製造 は現地企業に委託製造の予定。
商品名は、「alove(アラブ)」(オリジナル、ストロベリー、ブルーベリー。個食タイプのアロエ葉肉入りヨーグルト)。内容量は170g(6オンス)、想定価格が約115円~170円(1~1.5USドル、1ドル=113円)。
売上高目標は、2019年(3年目)約38億円(約3400万USドル、1ドル=113円)。
2015年度の米国のヨーグルトの市場規模は約9500億円であり、年平均成長率が約5%(出典:ユーロモニター、期間:2010年~2015年)と伸長している。一方で、一人あたりのヨーグルト消費量は、ヨーロッパ諸国や日本と比較し、少ない状況であることから、米国のヨーグルト市場は今後も拡大すると見込んでいる。
米国のヨーグルト市場は、フルーツ入りヨーグルトのシェアが最も高くなっているが、日本では一般的な、アロエ葉肉入りヨーグルトは販売されていない。同社は、国内において、1994年に「森永アロエヨーグルト」を発売した。その開発技術、ノウハウを活かし、アロエ葉肉入りヨーグルトで、今後の成長が見込める米国のヨーグルト市場に参入する。なお、森永乳業グループが国外でヨーグルトを販売するのは初となる。
また、米国においては、1985年に子会社である「Morinaga Nutritional Foods, Inc.(以下、MNF社)」を設立し、1986年より、主に長期保存可能な豆腐を販売している。米国で発売するヨーグルトは、MNF社の販路を活用する。
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