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三越伊勢丹HD/4~12月は売上高2.9%増、営業利益16.5%増

2016年01月29日 13:50 / 決算

三越伊勢丹ホールディングスの2016年3月期第3四半期決算は、売上高9686億3200万円(前年同期比2.9%増)、営業利益307億6000万円(16.5%増)、経常利益335億5900万円(19.3%増)、当期利益240億7800万円(33.1%増)となった。

伊勢丹新宿本店では、ICTの活用によるデジタルとファッションが融合するあたらしいライフスタイルの提案に取り組んだ。

5月20日には「ISETAN×MakuakeクラウドファンディングProgram」をスタート、8月26日からの「彩り祭」では、デコーデッドファッション受賞作品の「3D生地プリンター作品の販売」や「バーチャルミラー」などの体験型サービスを実施した。

三越日本橋本店では、平成29年秋の全館リモデルオープンにむけ、伝統と最新のITを掛合せた新しい取り組みを進めた。文化の発信拠点となるために、日本橋の街と共同し来街者誘致のための取り組みを推進した。

三越銀座店では、銀座の街の魅力度・注目度の一層の高まりに対応し、国内客だけでなく、訪日外国人客にも対応できる全館リモデルを行い、10月14日にオープンした。

リモデルの柱として独自編集平場の拡充の取り組みを進めるとともに、9月2日には地下1階に「海外顧客サービスセンター」を新設するなど、販売サービスのグローバル化を進めた。

首都圏以外の国内グループ百貨店では、商業エリアとして高いポテンシャルを持つ、札幌、名古屋、福岡の地方大都市において各エリアの営業基盤の更なる強化を図った。

小型店は、複数のフォーマットでの出店を行った。生活感度の高いお客さまに向けて雑貨や食品、ギフトを編集して展開する小型ショップ「エムアイプラザ」については、ショッピングセンターを中心に4月以降10店の新規出店を行い、12月末時点で26店体制となった。

新たな出店形態として三越伊勢丹の編集力を活かした中型のセレクトストアについては、4月には東京ミッドタウンに「イセタンサローネ」を、12月には丸の内仲通りに「イセタンサローネメンズ」をオープンした

WEB事業は、展開商品数、基幹3店と連動した企画数を増加し、EC特有のMDの強化を進めた結果、サイト訪問者数が順調に増加し、前年を上回る売上高となった。

通期は、売上高1兆3100億円、営業利益370億円、経常利益390億円、当期利益270億円の見通し。

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