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平和堂/3~8月、粗利改善で営業利益16%増

2018年10月02日 09:00 / 決算

平和堂が10月2日に発表した2019年2月期第2四半期の連結決算は、売上高2146億4300万円(前年同期比0.4%増)、営業利益65億3300万円(16.0%増)、経常利益69億8600万円(14.6%増)、純利益44億8200万円(15.6%増)となった。

グループ中核企業であるの平和堂は、政策的に3月の大型セールを中止した影響などもあり微減収となったが、同費用が減少となったこともあり経常増益となった。

既存店の活性化として改装投資を計画的に進めフレンドマート志津東草津店(滋賀県草津市)、アル・プラザ城陽(京都府城陽市)など計10店舗(食品大規模5店舗、食品小規模5店舗、衣住1店舗(食品と同時))において、売場の改装を実施。

また、単体の粗利益高の改善(率の改善、在庫評価方法変更、生鮮ロス・棚卸ロスの改善など)、一般管理費の減少などから利益面での改善が進んだ。

商圏の特性に合わせた品揃えや売場展開の変更、老朽化した什器の入れ替えなど、ストア・ロイヤルティの向上に努めた。

さらに、4月には商業施設「Oh!Me大津テラス」内にフレンドマート大津テラス店(滋賀県大津市店舗面積1,550m2)を開設した。

中国湖南省で小売事業を展開する「平和堂(中国)有限公司」は、主力店舗の改装効果などで増収・経常増益。

滋賀県でスーパーマーケットを展開する「丸善」は、競合影響により減収・経常減益の赤字決算だった。

書籍、CD・DVD販売やCD・DVD、コミックのレンタル業を展開する「ダイレクト・ショップ」は、主力販売品目の低下傾向が継続し減収・経常減益の赤字決算となった。

惣菜・米飯および生鮮品の製造加工を営む「ベストーネ」は、食品センターの設備の有効活用による製造数の増加により増収・経常増益だった。

2019年2月期通期の連結決算は、売上高4430億円(前期比1.1%増)、営業利益142億円(2.0%増)、経常利益150億円(1.3%増)、純利益95億円(0.7%増)を予想している。

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