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ベルク/3~11月、PB拡大・物流見直しで増収増益

2020年01月08日 11:30 / 決算

ベルクが1月7日に発表した2020年2月期第3四半期決算によると、営業収益1758億3600万円(前年同期比5.3%増)、営業利益71億500万円(1.9%増)、経常利益75億7700万円(4.3%増)、親会社に帰属する当期利益51億1600万円(9.0%増)となった。

<ベルク>
ベルク

販売政策では、ポイントカード販促、キャッシュレス割引販促とチラシ価格の強化を行い、スマートフォンアプリ「ベルクアプリ」の機能拡充により、お客の来店動機を高め、生活催事に合わせた売場づくり、品切れの削減と接客レベルの向上を引き続き行うことにより、固定客化を図る取り組みを実施した。

また、移動スーパーの展開により、高齢者等に対する買物支援の取り組みをした。

2019年4月には創業60周年を迎え、お客からの永年の愛顧に感謝し、「創業60周年記念セール」を実施した。

商品政策では、より良い産地からの商品調達、直輸入商品の開発を行うことにより、品質の良い商品を求めやすい価格で提供した。自社ブランド「くらしにベルクkurabelc(クラベルク)」の取扱いを拡大し、毎日の暮らしにうれしい商品を求めやすい価格で順次、発売した。

店舗運営では、最大の特長である標準化された企業体制を基盤にLSP(作業割当システム)の定着化、適正な人員配置、省力器具の活用による効率的なチェーンオペレーションを推進した。

さらなる商品力強化、サービスレベル向上を図るため、各種研修プログラムの充実を行い、従業員教育の強化に取り組んだ。

店舗投資では、2019年5月神奈川県伊勢原市に「伊勢原白根店」、7月群馬県前橋市に「前橋北代田店」、10月埼玉県東松山市に「東松山東平店」、千葉県野田市に「野田尾崎店」を新規出店した。

一方で、8月群馬県伊勢崎市の「伊勢崎スマーク店」を閉店したことにより、期末店舗数は114店となった。

また、競争力の強化と標準化の推進のため、既存店6店の改装と1店の建て替えを実施し、惣菜や簡便商品の拡充、快適な買物空間を提供するための設備の更新、生産性向上を目的にセミセルフレジ導入などを推進した。

物流体制では、自社物流の強みを活かし、商品を産地やメーカーから大量一括調達することにより配送効率を高め、商品の価格強化、品質の安定化を目指した。店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。

埼玉県大里郡寄居町の第1センターで、設備更新のための改修工事を行ったため、それに伴う費用を計上した。

通期は、営業収益2309億9600万円(2.4%増)、営業利益100億100万円(1.9%増)、経常利益105億1300万円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益69億6800万円(6.0%増)を見込んでいる。

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