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マックスバリュ西日本/3~5月、既存店不振で営業損失4億4400万円

2019年07月08日 12:30 / 決算

マックスバリュ西日本が7月5日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、営業収益1324億8000万円(前年同期比95.9%増)、営業損失4億4400万円(前期は1億3200万円の損失)、経常損失4億1800万円(前期は8600万円の損失)、親会社に帰属する当期損失4億200万円(前期は2億600万円の損失)となった。

<マックスバリュ西日本>
マックスバリュ西日本

3月1日にマルナカ、山陽マルナカと経営統合した。マックスバリュ西日本単体の売上高は620億4600万円(6.0%減)、営業収益632億7500万円(6.3%減)、営業損失6億9600万円、経常損失6億6300万円、四半期純損失5億4300万円となった。

第1四半期累計期間の9時から12時までの売上高既存比は0.4%減まで回復したが、買い物のピークである夕方16時から19時の売上高既存比は2.6%減と依然として厳しい状況が続いた。

売上総利益率は、同累計期間において前年度から0.6%改善したが、畜産部門、水産部門を主因とした売価変更率が高止まりした結果、計画からは0.4%未達となった。

販売費・一般管理費は、計画比0.8%減、既存比1.8%減となった。重点施策として、所定外労働の削減に取り組み、営業時間変更に伴う作業シフトの見直しなどにより、同累計期間の労働時間既存比は4.0%減となった。

水道光熱費では、ハニカム清掃の定期実施や、一部店舗での冷凍設備と冷媒ガス変更の取り組みなどにより、電気使用量は既存比3.4%減と削減できた。

マルナカは、既存店の鬼無店(香川県高松市)を移転し、売場面積を約3倍(1651m2)に拡大した新鬼無店を4月に新設した。

改装では、店舗年齢の若返り、商圏の変化に対応した品ぞろえ、ゾーニングの見直し、買い回り易さの向上、新規MD施策の水平展開を目的として、南国店(高知県南国市)など3店の改装を実施した。

11月度から稼働を予定する、畜産・弁当惣菜の各プロセスセンターの建設も計画から遅延することなく進行している

山陽マルナカは、既存店舗の活性化として、4月13日に下中野店(岡山市北区)、4月20日に可部店(広島市安佐北区)、5月30日に中庄店(岡山県倉敷市)をリニューアルオープンした。

通期は、営業収益5540億円(101.5%増)、営業利益69億円(156.4%増)、経常利益71億円(136.7%増)、親会社に帰属する当期利益23億円(131.8%増)を見込んでいる。

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