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高島屋/3~8月、増税前の駆け込み需要で営業収益2.6%増

2019年10月11日 11:00 / 決算

高島屋が10月11日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、営業収益4531億4400万円(前年同期比2.6%増)、営業利益134億2400万円(0.0%増)、経常利益126億5900万円(21.5%減)、親会社に帰属する当期利益124億400万円(41.2%増)となった。

<日本橋高島屋S.C.>

百貨店業での営業収益は3884億5000万円(1.2%増)、営業利益は42億7400万円(3.5%減)。国内百貨店は、近年売上伸長を牽引してきたインバウンド需要が、中国経済の伸びの鈍化や中国元が円高元安に転じたこともあり、ほぼ前年並みまで売上は減速傾向にある。一方、10月の消費税率の引き上げを前に高額商品の売上が大幅に伸長した。

不動産業での営業収益は225億2000万円(7.4%増)、営業利益は50億2200万円(6.1%増)。東神開発が11月に50周年を迎える玉川高島屋S・Cでのリニューアルを進めるなど、グループ総合戦略「まちづくり戦略」の深化に継続して取り組んだ。

昨年開業した日本橋高島屋S.C.などの家賃・管理費の収入増があったものの、前年のマンション販売の反動やSC化に伴うリニューアルによる経費増もあり増収減益となっている。

通期は、営業収益9330億円(2.2%増)、営業利益280億円(5.0%増)、経常利益260億円(16.8%減)、親会社に帰属する当期利益170億円(3.4%増)を見込んでいる。

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