くら寿司/10月期、キャンペーン好調も営業利益20.4%減
2019年12月13日 10:50 / 決算
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くら寿司が12月12日に発表した2019年10月期決算によると、売上高1361億3400万円(前年同期比2.7%増)、営業利益54億7500万円(20.4%減)、経常利益61億3500万円(19.9%減)、親会社に帰属する当期利益37億6600万円(26.6%減)となった。
3月にスタートした期間限定で旬の高級食材を提供する「旬の極み」シリーズは「下関天然とらふぐ」や「はも天寿司」「北海道こぼれいくら」「天然本まぐろ」などを販売し好評だった。新商品発売に合わせて人気アニメ「キングダム」や「ワンピース」等とタイアップし、オリジナルグッズが当たるキャンペーンを実施いたしました。
商品開発では「その価格で最高の味を実現する」考えのもと、専門店に負けないメニューの開発に努めた。9月には、ワンランク上のスイーツブランドとして「KURAROYAL(クラロワイヤル)」を発売した。「たっぷり完熟マンゴーパフェ」や「黒糖タピオカミルクティー」など、厳選された素材を贅沢に使用した、こだわりのオリジナルスイーツとして「旬の極み」シリーズ同様、季節感を感じられる商品を継続して展開する。
7月にはお客の利便性を向上するために、スマートフォンを使ったサービス「スマホdeくら」を開始した。座席を時間指定予約できる「スマホde予約」、お客のスマートフォンから注文ができる業界初の「スマホde注文」、さらに、消費税増税による持ち帰り需要増加対策としてスマホからの持ち帰り注文を可能にした「スマホdeお持ち帰り」などのサービスを開始した。
8月には米国子会社Kura Sushi USA,Inc.がNASDAQ Global Marketに上場した。日系外食企業の子会社としては初めての新規上場(IPO)で、資金調達に加え知名度や信頼の向上により米国での店舗展開を加速する。
当社グループの店舗開発につきましては、当連結会計年度におきまして、日本20店舗、米国6店舗、台湾6店舗に新規出店し、当社グループ全体で32店舗の新規出店をした。
期末店舗数は、全て直営で485店(無添蔵4店、くら天然魚市場1店、米国23店、台湾20店を含む)となった。
次期は、売上高1441億1300万円(5.9%増)、営業利益56億200万円(2.3%増)、経常利益63億3100万円(3.2%増)、親会社に帰属する当期利益38億2100万円(1.5%増)を見込んでいる。
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